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松谷創一郎

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提言この小学館・第一コミック局の声明は、事実関係の部分はこの通りだと捉えられます。芦原さんは7巻の冒頭でドラマについてこのような説明をし、亡くなる直前に書かれたブログも小学館の担当者と事実関係を確認したうえで書かれています。 また『セクシー田中さん』の原作マンガとドラマを比べると、ドラマの後半部を除けば、かなり内容に忠実です。キャラクターやセリフもかなり原作に沿っています。これは、芦原さんが作品に対して事前の約束通り意見したからでしょう。 一方で脚本家は、そうした芦原さんの事前の条件を知らなかったと今日コメントを出しました。ということは、日本テレビのプロデューサーが脚本家に対してちゃんと説明をせずに仕事を進めてしまったと考えられます。 日本テレビは事実関係をちゃんと調査して、再発防止策も含めて声明を出す必要があるでしょう。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 影山貴彦

    同志社女子大学教授/コラムニスト

    見解真摯な気持ちの伝わってくる小学館および小学館第一コミック局編集者の皆さんのコメントでした。 元放送…続きを読む

  • 倉田雅弘

    ライター/編集者

    見解この声明を記した小学館第一コミック局の編集者の方々に敬意を表します。 複雑な問題が絡んだ故に起こった…続きを読む

コメンテータープロフィール

まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com

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