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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

報告

見解プレー強度や攻守の切り替え、フィジカル面が重視され、ファンタジーやイマジネーションが入り込む余地が激減している現代サッカーにおいて、高校サッカーは毎年、「アイデアのデパート」とでも言いたくなるような様々な工夫を選手たちが凝らしています。  2022年にはスペイン語で「嵐」を意味するトリックプレー「トルメンタ」を用いベスト4に進出した高川学園は世界的にSNSでも話題になりましたが、かつては現在、Jリーグでも活躍する小見洋太選手が昌平の一員としてテクテクPKを披露したり、今大会でも従来のハンドスプリングスローの枠を超えた高知の西森吏玖選手、PK戦の際に、相手キッカーが蹴る前にピッチに座って駆け引きした尚志GKの針生東選手などの独創性やアイデアも話題です。  熱戦はもちろんですが、毎年どのような「新技」が披露されるかというワクワク感も、全国高校サッカー選手権大会の見どころではないでしょうか。

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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