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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

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見解ペレさんらを擁した時代と異なり、ブラジルは南米予選で苦戦を強いられた時ほど本大会で優勝という結果を残しています。  初の予選敗退が懸念された1994年のアメリカ大会予選は最終節でロマーリオさんが活躍し、ウルグアイを下して本大会に進出。本大会では24年ぶりの優勝を飾りました。2002年の南米予選は9勝3分け6敗という苦戦ぶりで、予選を通じて実に4人の監督が指揮。スコラーリ監督が最終節で3位通過を決めましたが、日韓大会では5度目の優勝を果たしました。  一方で予選で首位通過したり、前年のコンフェデレーションズカップで優勝した直後は本大会で躓いているブラジル。近年を見てもチッテ監督が率いた2018年ロシア大会の予選はわずか1敗、2022年カタール大会は無敗で、いずれも首位通過でしたが、本大会では勝てていません。  世界で唯一全大会に出場しているブラジルですが、この先は地力を見せるでしょう。

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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