補足茶の子と呼ばれて軽食として好まれていた酒饅頭や栗餅、大福餅などにヒントを得て、明治時代の始まりとともに木村安兵衛さんによってつくられたあんぱんは、『珍奇鏡』という書物では「日本出来の菓子パン、三年ハヤル」と取り上げられたそうです(『パンの百科』締木信太郎著)。 明治二(1869)年、日本人が開いた一番最初のパン店としてまさに不易流行、時代を経て少しずつ変わりながら、変わらぬものづくりを続ける木村屋さんを素晴らしいと思います。わたしは木箱に寝かせた焼きたてのあんぱんの「けし」や「桜」が好きです。
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コメンテータープロフィール
東京出身。2001年より総合情報サイトAll Aboutでガイドを務めることにより、パンに特化した取材執筆活動を開始。注目のベーカリーとつくり手についてWeb、TV、ラジオ、新聞、雑誌等メディアで発信、紹介する一方で、消費者動向やトレンド情報を業界に提供、ベーカリーと消費者の相互理解を深める活動をしている。取材執筆、企画監修、講師、各種コンテスト審査員、コンサルティングなども行う。主な著書『BAKERS おいしいパンの向こう側』(実業之日本社)『日々のパン手帖 パンを愉しむsomething good』(メディアファクトリー)『おいしいパン屋さんのつくりかた』(ソフトバンククリエイティブ)他
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