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妹尾昌俊

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教育研究家、一般社団法人ライフ&ワーク代表理事

報告

見解精神疾患での休職者数は増え続けている。約20年前は3千人前後だった。背景は様々だし、休職率が比較的高い若い世代が増えている影響もあろうが、これまでのメンタルヘルス対策では不十分、ということではないか。たとえば、ストレスチェックは個人に返却しておしまい、という自治体が多数だ。解決策になっていない。  今回調査から要因についても公表された。だが、これはあくまでも教育委員会が把握した回答であり、現実を的確にあらわしているかどうかは疑問だ。要因の1位は指導に関することとなっているが、広すぎて、何をしているのか分からない。学級崩壊などが典型例だと推測はするし、確かに先生たちがつらいのは、授業が成り立たないときだ。だが、これも、本人ばかりのせいではなく、児童生徒の多様化・複雑化や、支援できる教職員が少ないこと(欠員状態すら多々)、家庭要因など、複合的にからむこともある。

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  • 石川一郎

    学校改革プロデューサー

    見解精神疾患で休職の公立の教職員が増えている問題は向き合う必要があると考えます 要因を考えてみると、これ…続きを読む

  • 矢萩邦彦

    アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

    見解先生たちに学校の問題点について聞いたときに必ず挙がるのが、「管理職や先輩が助けてくれない」というもの…続きを読む

コメンテータープロフィール

妹尾昌俊

教育研究家、一般社団法人ライフ&ワーク代表理事

徳島県出身。野村総合研究所を経て2016年から独立し、全国各地で学校、教育委員会向けの研修・講演、コンサルティングなどを手がけている。5人の子育て中。学校業務改善アドバイザー(文科省等より委嘱)、中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」委員、スポーツ庁、文化庁の部活動ガイドライン作成検討会議委員、文科省・校務の情報化の在り方に関する専門家会議委員等を歴任。主な著書に『変わる学校、変わらない学校』、『教師崩壊』、『教師と学校の失敗学:なぜ変化に対応できないのか』、『こうすれば、学校は変わる!「忙しいのは当たり前」への挑戦』、『学校をおもしろくする思考法』等。コンタクト、お気軽にどうぞ。

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