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佐藤丙午

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拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

報告

見解安倍昭恵さんがメラニア夫人の招待でマールアラーゴを訪れ、トランプ夫婦との夕食会に出席したことが、様々な議論を呼んでいる。もちろん夕食会に政治性があるのは否定できず、それを現在の政治状況と結びつけて憶測するのも仕方ないことだろう。 安倍・トランンプ夫婦には共通する政治的体験が多い。共に政治的なカムバックを果たし、政治的テロの対象になった。不幸にして安倍晋三氏は暗殺され、トランプ氏はかろうじて暗殺から逃れた。間違いなく安倍氏とトランプ氏は、共に世界有数の政治指導者であり、混迷する国際社会の舵取りを行なった。 激動の時代を生き抜いてきた両家族が、政治的思惑を超越した連帯感を持つのは自然なことであり、政治家としての苦悩を一番近くで見つめてきた夫人同士に友情が芽生えるのも不思議ではない。 夕食会では思い出話を含め、さまざまな話題が出たことだろう。それを知りたいと思うのは不謹慎なことだろうか。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 安部かすみ

    ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者

    見解3人ともとても良い笑顔です。きっと素晴らしい時間を共にお過ごしになったことでしょう。トランプ次期大統…続きを読む

コメンテータープロフィール

佐藤丙午

拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

岡山県出身。一橋大学大学院修了(博士・法学)。防衛庁防衛研究所主任研究官(アメリカ研究担当)より拓殖大学海外事情研究所教授。専門は、国際関係論、安全保障、アメリカ政治、日米関係、軍備管理軍縮、防衛産業、安全保障貿易管理等。経済産業省産業構造審議会貿易経済協力分科会安全保障貿易管理小委員会委員、外務省核不拡散・核軍縮に関する有識者懇談会委員、防衛省防衛装備・技術移転に係る諸課題に関する検討会委員、日本原子力研究開発機構核不拡散科学技術フォーラム委員等を経験する。特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の自律型致死兵器システム(LAWS)国連専門家会合パネルに日本代表団として参加。

佐藤丙午の最近のコメント

  • 佐藤丙午

    拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

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  • 佐藤丙午

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