作家という職業をAIに奪われる危機感はない――「兼業作家」の予測する、「物語が必要とされる」時代の到来 #昭和98年
Yahoo!ニュース オリジナル 特集
見解5月頭に始まり、今も続いているハリウッドの脚本家組合(WGA)のストライキでも、AIは焦点のひとつで、WGAは脚本家が書いたものを使ってAIに学習させないことを要求しています。AIにはまだ才能のある脚本家に匹敵するようなものは書けないという声も聞かれますが、一話完結で毎回似たパターンのドラマのようなものはAIにもできてしまうだろうとも言われます。そうなってくると、脚本家という職業そのものの将来に不安が生じます。AIの脅威がどこまで現実的なのかについてはまだはっきりとせず、意見が分かれるところではありますが、今ここでしっかりルールを決めておかないと、先延ばしにしているうちに手がつけられない状況になってしまうのではと多くの人が感じています。
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神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「シュプール」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。