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太田差惠子

太田差惠子認証済み

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介護・暮らしジャーナリスト

報告

見解親の介護では「1人っ子vs きょうだい複数」がよく話題にのぼります。例えば、親の用事が10回あった場合、1人っ子なら10回、2人きょうだいなら分担することで5回で済むかもしれません。けれども、現実はきょうだいがいても、同じように向き合えるケースは多くありません。価値観や家族構成、経済状況の異なるきょうだいが等分に介護を担うことはたやすいことではなく、不満の声をよく聞きます。「きょうだいは何もしてくれない。どうして、自分ばかり?」と。そして、1人っ子のメリットもあるようです。「気を遣ったり喧嘩するくらいなら、1人の方が楽。1人っ子は自分のペースでできる」と。記事にあるように、自分自身が擦り減らないことが大切。介護のプロに力を借りて、自分のできる範囲で。「暴力をふるうようになった父とも縁を切った。娘は数年前に結婚。自身を苦しめた家の継承に終止符を打った」に拍手です。

コメンテータープロフィール

京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。一方、1996年遠距離介護の情報交換場、NPO法人パオッコを立ち上げて子世代支援(~2023)。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。

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