補足法廷闘争となった2000年大統領選挙の際は、9名からなる連邦最高裁判事の構成は、保守派4名、リベラル派4名、保守寄り中道派1名と、比較的バランスが取れていました。また、世論調査でも司法部門への信頼度は8割程度の高さでした。しかし、今は最高裁は保守派6名、リベラル派3名と圧倒的に保守優位で、かつ、司法部門への信頼度は共和党支持者の間で65%程度、民主党支持者の間で25%程度と著しく低くなっています。2000年の選挙の混乱は最高裁判所によって救われましたが、今回司法部門の判断を仰ぐことになると、憲政上の危機(Constitutional crisis)に陥る可能性もあります。
コメンテータープロフィール
専門はアメリカ政治。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。主要著書に、『アメリカ大統領とは何か:最高権力者の本当の姿』(平凡社新書、2024年)、『混迷のアメリカを読み解く10の論点』(共著、慶應義塾大学出版会、2024年)、『〈犯罪大国アメリカ〉のいま:分断する社会と銃・薬物・移民』(弘文堂、2021年)、『格差と分断のアメリカ』(東京堂出版、2020年)、『アメリカ政治入門』(東京大学出版会、2018年)、『アメリカ政治講義』(ちくま新書、2018年)、『移民大国アメリカ』(ちくま新書、2016年)、『アメリカ型福祉国家と都市政治』(東京大学出版会、2008年)など。
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