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西山隆行

西山隆行

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成蹊大学法学部政治学科教授

報告

解説共和党内で反トランプ派の受け皿となっていたヘイリーが、ついにトランプ支持を表明しました。同盟国重視、資本主義と自由を重視、財政赤字削減などの重要性を語って自らとトランプの違いをにおわせながらも、バイデン政権は「破滅的」なのでトランプに投票するという論理です。トランプがヘイリーに投票した人にどれだけ配慮できるかが重要としつつも、党の団結に向けて自らは役割を果たした、というところなのでしょう。トランプが候補になって以降もヘイリーに献金したり投票したりしていた人々がどのような行動を示すかに注目する必要があります。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    見解トランプ党と化した共和党で政治家を続けるために、ヘイリー氏はトランプ氏を支持しなければならないのであ…続きを読む

  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

    見解ヘイリー氏に、将来、大統領選に出馬したい思惑があるとした場合、ヘイリー氏はトランプ氏のもとで団結して…続きを読む

コメンテータープロフィール

西山隆行

成蹊大学法学部政治学科教授

専門は比較政治・アメリカ政治。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。主要著書に、『〈犯罪大国アメリカ〉のいま:分断する社会と銃・薬物・移民』(弘文堂、2021年)、『格差と分断のアメリカ』(東京堂出版、2020年)、『アメリカ政治入門』(東京大学出版会、2018年)、『アメリカ政治講義』(ちくま新書、2018年)、『移民大国アメリカ』(ちくま新書、2016年)、『アメリカ型福祉国家と都市政治―ニューヨーク市におけるアーバン・リベラリズムの展開』(東京大学出版会、2008年)などがある。

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