補足インタビューしたことのある松本若菜さん。前作の自己肯定感の高い西園寺さんとは違う、しいたげられる主婦役で、田中圭さんのモラハラ夫にびっくりしたというコメントもあります。 家事や育児、介護をするために、妻がフルタイム勤務をやめる場合が多いです。仕事を続け、収入の多い夫がモラハラ的な考えになっていき、妻が仕事を増やしたいと思っても、無給の家事があってジレンマです。 将来、組織勤めを続けた夫は退職金や貯蓄がふんだんにあるかもしれませんが、家事やケアワークに従事した妻は、貯蓄も少なく、家を出ることもできない。そしてまた夫のモラハラに耐えて、家に縛りつけられる悪循環になってしまいます。 この先、どんな物語になるか分かりませんが、こうした夫婦関係を改善するにはどうすればいいかという点にも、注目したいと思います。
コメンテータープロフィール
早大参加のデザイン研究所招聘研究員/新聞社に20年余り勤め、主に生活・医療・労働の取材を担当/ノンフィクション「ダンスだいすき！から生まれた奇跡 アンナ先生とラブジャンクスの挑戦」ラグーナ出版/新刊「ルポ 子どもの居場所と学びの変化『コロナ休校ショック2020』で見えた私たちに必要なこと」/報告書「3.11から10年の福島に学ぶレジリエンス」「社会貢献活動における新しいメディアの役割」/家庭訪問子育て支援・ホームスタートの10年『いっしょにいるよ』/論文「障害者の持続可能な就労に関する研究 ドイツ・日本の現場から」早大社会科学研究科/講談社現代ビジネス・ハフポスト等寄稿
