荒井勝喜首相秘書官は「岸田首相のスピーチライター」を務めていて、NHKの報道によると「『普通の感覚』を大事にしている」人物だそうです。 「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などというのは、ど直球の同性愛嫌悪で、差別思想でしかありませんが、これが岸田首相をはじめ、今の政権中枢にとっての「普通の感覚」なのでしょうか。 ただでさえこのような発言を記者団の前で行ってしまうような人物が、政治を担うべきではありません。即刻辞任すべきですし、岸田首相の責任も問われるべきだと考えます。 G7各国のうち、「LGBT差別禁止法」や「同性婚」など、性的マイノリティに関する法制度がないのは今や日本だけです。このような差別的な人物が政権の中枢にいるような国が議長国としてG7サミットを開催する資格はないと思います。
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コメンテータープロフィール
愛知県名古屋市生まれ。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、GQやHuffPost、現代ビジネス等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。著書に『あいつゲイだって - アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)、共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)など
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