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松岡宗嗣

松岡宗嗣

認証済み

一般社団法人fair代表理事

報告

「生娘をシャブ漬け」などと言えてしまう背景にある、「マーケティング」という名のもと、人々を馬鹿にし、人間を人間と捉えず、特に女性をモノとして捉える性差別が繰り返されてきた根深い問題があると思います。 参加者の方によると、この発言の直前に「不愉快な思いをされたら申し訳ないが」と前置きをされていたようですが、「クローズドな場」で「セクハラかもしれないけど」など、"枕詞"をつけさえすれば何を言っても良いという勘違いは、今回に限らずよく起きているのではと想像します。 謝罪の仕方も、「ご不快」とテンプレ的に受け手の"お気持ち"の問題にするのではなく、発言が尊厳を貶めたこと自体を反省し、こうした暴言が許されてしまっていた環境の抜本的な見直し、具体的な再発防止策を提示すべきではと思います。

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    弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

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    弁護士(佐藤みのり法律事務所代表)

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コメンテータープロフィール

愛知県名古屋市生まれ。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、GQやHuffPost、現代ビジネス等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。著書に『あいつゲイだって - アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)、共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)など

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