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河村鳴紘

河村鳴紘

認証済み

サブカル専門ライター

報告

解説「異世界転生」と現実逃避の関係は、記事の指摘通りでしょう。特に現在は、若者・中年のどちらも、ゲームになじみがあるので、仮想世界に順応しやすい面もあるのではないでしょうか。 「異世界転生」ものは、見出しを見るだけで筋立てが分かりますし、内容もストレスがなく、仮にあっても早く解決される上、悪役も(基本的には)スカッと成敗されるものが多いのが特徴です。「テンプレ化されすぎ」というのはその通りですが、そうした制約の中で、キャラや設定、仕掛けなどで、巧みに個性を出し、差別化ができているのも確かです。 重要なのは、ここまで受ける理由です。やはり時代の流れに負うところは大きいのでしょう。同時に時代の潮目が変わり、「異世界転生」に飽きた人が多数派になれば、次のジャンル・作風が勢いを増すもの。快進撃がどこまで続くのか注目です。

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コメンテータープロフィール

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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