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倉田雅弘

倉田雅弘

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ライター/編集者

報告

見解2019年に「小説家になろう」運営会社の方々に取材した際、ユーザーの年齢層を訊いたところ20代と30代でほぼ7割を占めていました(ちなみに男女比は6:3で、性別不明が1割くらい)。 あれから5年を経て、web小説が起爆剤となった「異世界転生」や「溺愛系」の漫画やアニメが30~40代に人気というのは納得です。 また現在の30~40代は、ゲームやアニメを通じて10代の頃から異世界ファンタジーに慣れ親しんでいた世代です。物語を寓話として楽しむのに、異世界やフィクショナルな設定にも違和感は少ないでしょう。 エンタメ系のフィクションにおいて“現実社会で溜まった鬱憤のガス抜き”は、読者を魅了する大きな要素のひとつです。 “現実逃避感”と言うと強烈ですが“自分以外の人生を垣間見る”という点では、「異世界転生」や「溺愛系」も、他の多くのエンタメ系フィクションと変わらないのでしょうか。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 河村鳴紘

    サブカル専門ライター

    解説「異世界転生」と現実逃避の関係は、記事の指摘通りでしょう。特に現在は、若者・中年のどちらも、ゲームに…続きを読む

  • 河嶌太郎

    ジャーナリスト(アニメ聖地巡礼・地方創生・エンタメ)

    見解「異世界転生」モノの読者層は意外と高く、30代以上がメインだといわれています。 主に女性向けの「悪役…続きを読む

コメンテータープロフィール

ライター・編集者。出版社にて単行本・電子書籍の編集を経験した後、2004年頃からフリーランスに。漫画・アニメ・映画関係の紹介や取材、コラムの執筆や、漫画・ライトノベルの編集などを手がける。web媒体ではマグミクス、リアルサウンド、現代ビジネスほかに寄稿。

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