バレー男子日本代表、52年ぶり金逃す...東京五輪王者フランスに惜敗、主要国際大会銀メダルは47年ぶり【ネーションズリーグ】
■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子ファイナルラウンド決勝 日本 1ー3 フランス(日本時間1日、ポーランド) 世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会決勝で、日本代表(世界ランク2位)はフランス(同5位)と対戦し、セットカウント1ー3(23-25 、25-18、23-25、23-25)で敗れた。主要国際大会52年ぶりの金メダルは惜しくも叶わなかったが、1977年のワールドカップ以来47年ぶりとなる銀メダルを獲得した。 スタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、髙橋健太郎(29)、小野寺太志(28)、西田有志(24)、大塚達宣(23)、リベロは山本智大(29)が起用された。 半世紀ぶりの金メダルを目指す日本は第1セット、関田のワンハンドトスや石川のフェイントなどで、東京五輪金メダルのフランスに食らいつき、8-8の同点に。そこから西田の強打に石川のバックアタックなどで12-10とリードする。しかし、フランスの高さを生かした攻撃を受け、21-21と同点に追いつかれる。ここで石川のスパイクはアウト、さらにミスも出て流れはフランスに傾き、23-25で第1セットを失う。
第2セット序盤、日本は強烈なサーブで相手を崩す作戦が功を奏し、石川の強烈なバックアタックなどで9-4と大きくリード。さらに西田のバックアタックや髙橋健の速攻などで18-12とリードを保つ。流れに乗った日本は石川の打点の高いスパイク、リベロ・山本の好レシーブから西田がスパイクを決めると、最後は小野寺が相手のスパイクをブロックで止め、25-18。第2セットを取り返し、セットカウントを1-1とした。 第3セットは、フランスの緩急をつけた攻撃に8-10とリードを許す。西田のフェイントなどで対抗するが、高さを生かした速攻や大塚もブロックで止められ4連続失点と10-15と差を広げられる。それでも途中出場の宮浦健人(25)がサービスエースに強打でポイントすると、富田将馬(27)のスパイクに小野寺のブロックと4連続得点で21-22と1点差に詰め寄る。しかし逆転はならず、23-25で第3セットを奪われる。