アニメ「鬼滅の刃」きょう「柱稽古編」最終話 続編の発表どうなる
放送中のアニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」がきょう、最終話を迎えます。1時間の拡大枠で、大物同士の対峙(たいじ)という内容も注目なのですが、最大のポイントは、放送後に続編の告知があるかでしょう。
◇掘り下げて考えると予想難しく
原作マンガでも描かれた通り、ここから先は敵の本拠地での戦いで、主人公たちの前に次々と強敵が立ちふさがります。放送中の「柱稽古編」が「緩」なら、ここから先は「急」の連続です。「遊郭編」でも「刀鍛冶の里編」でも最終話で続編の告知はありましたから、最終話の最後に「何かがある」と予想しているファンは多いでしょう。もちろん、制作側も良く理解していると思います。
そして、続編で選択するメディアは、テレビか映画か。仮に映画の場合、原作マンガ全23巻のうち、残りは7巻以上で、まだ約3分の1もあります。残りすべてをアニメ映画にする場合、とても1回では終わりそうにありません。……となると、何部作で、どのくらいのペースで公開できるのか、物語をどこで区切るのかという話も出てきます。過去にはアニメ「空の境界」が映画向けに7部作で製作されたこともあります。コンテンツの質を優先すれば、こうした手法も一つの手でしょうか。
いずれにせよ、映画という見方は多いと思いますが、掘り下げて考えるほど、予想はなかなか難しいところです。同時にその予想自体が「楽しい」と言えるわけですが……。
◇好意度ランキング DB、マリオより上
ところで「鬼滅の刃」の認知度についてのデータがあります。講談社の情報サイト「C-station」が発表した「純粋想起による2023年の好意度ランキング(キャラクター全般&企業キャラ編)」で、「鬼滅の刃」は13位の3.0%でした。トップスリーの「スヌーピー」(10.3%)や「ポケットモンスター」(10.1%)、「ドラえもん」(9.2%)に限らず、上位は長期展開されているものばかり。「鬼滅の刃」は、「クレヨンしんちゃん」や「ドラゴンボール」「スーパーマリオ」の大物たちよりも上で、“新参者”であることを考えると驚異的です。
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つまり「鬼滅の刃」の知名度は男女を問わず広い層に届いています。これからのストーリーは盛り上がるだけ。コンテンツの質が担保されていれば、テレビのような無料で広く見せるメディアではなく、「収益の最大化」を念頭に置いた戦略があっても良いでしょう。
例えば「無限列車編」のようにアニメ映画でまずは公開し、公開終了後にゴールデンタイムで放送すれば高視聴率も狙えそうです。また再放送時には、テレビアニメ向けに再構成をする手もあります。
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いずれにしても、ビジネスにも直結する話。まずは何を告知してくるか、楽しみにしています。