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河村鳴紘

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サブカル専門ライター

報告

補足株価や時価総額は高い方が歓迎されるのは確かですが、同時に市場の「人気投票」の側面があります。何かの拍子で、場合によってはソニーに関係のないところで、急変するということですね。 ともあれソニーの人気の背景には近年のエンタメの快進撃にあります。ライバルの大手電機がハードを中軸に据える中で、ソニーはいち早くソフトにシフトチェンジしました。ソニーが傘下に持つ、ゲーム事業、音楽事業(アニメ含む)、映画事業の相乗効果も期待でき、同時にKADOKAWA買収の案件を含めてでしょう。 ただしエンタメは「水もの」です。特に稼ぎ頭のゲーム事業は、今がピークであり、今後数年は頭打ち・下降が予想されます。世界情勢・経済の見通しが難しく、エンタメも多様化する中で、経営のかじ取りが難しくなるとは思いますが、どこまで快進撃が続くか注視しています。

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  • 濵田俊也

    文京学院大学教授(マーケティング戦略)、プロデューサー

    見解ソニーは多彩な事業ポートフォリオを持つ企業グループであり、時代時代でグループを支え利益をもたらす事業…続きを読む

コメンテータープロフィール

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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