見解中国からの感染症、そしてWHOの関与を耳にすると新型コロナの「陰謀論」を条件反射的に想起する人も多く、大衆への情報リテラシーの強化の必要性を強く感じます。過去には新型コロナを「武漢ウイルス」などと呼称して対立を煽った人もいましたが、WHOが特定の地域名などを病気の名前につけないよう注意喚起したのも記憶に新しいところですし、サル痘をエムポックスとしたように病気の正確な呼称に留意するなど、WHOは大衆の情報リテラシーの補強や啓発に努力しています。 北半球では寒い時期に、風邪、インフルエンザなどの呼吸器感染症が流行するのは例年のことであり、春節を迎えた中国で人流が多くなって感染症の患者が増えるのも例年のことです。こうした情報に過度に敏感にならず、正常な判断で行動し、感染症が広がらないよう、手洗い、うがい、マスク着用、喚起、人混みを避けるなど、基本的な感染対策を講じることが必要です。
コメンテータープロフィール
いしだまさひこ:北海道出身。法政大学経済学部卒業、横浜市立大学大学院医学研究科修士課程修了、医科学修士。近代映画社から独立後、醍醐味エンタープライズ(出版企画制作)設立。紙媒体の商業誌編集長などを経験。日本医学ジャーナリスト協会会員。水中遺物探索学会主宰。サイエンス系の単著に『恐竜大接近』(監修:小畠郁生)『遺伝子・ゲノム最前線』(監修:和田昭允)『ロボット・テクノロジーよ、日本を救え』など、人文系単著に『季節の実用語』『沈船「お宝」伝説』『おんな城主 井伊直虎』など、出版プロデュースに『料理の鉄人』『お化け屋敷で科学する!』『新型タバコの本当のリスク』(著者:田淵貴大)などがある。
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