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石田雅彦

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科学ジャーナリスト

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補足マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマの感染でいろいろな合併症や免疫難病の症状を起こす肺炎のことです。マイコプラズマ感染症による肺炎の患者さんは意外に多く、新型コロナウイルス感染症を含む他の間質性肺炎の病気に紛れていたりして実態がよくわかっていない側面があります。成人もかかりますが、小児や若年層の病気と思われているため、5類感染症として届出される対象が小児科に偏っているのも実態がよくわからない理由の一つと考えられています。肺炎全体の10%から30%がマイコプラズマ肺炎と言われており、その割合から日本では100万人から200万人と推定されますが、いい診断薬がないため、特に合併症の診断やコロナ後遺症との区別が難しい病気です。このように、マイコプラズマによる肺炎が長く見過ごされてきましたが、最近になって原因不明の肺炎にマイコプラズマによるものが多く含まれているのではないかと考えられ始めています。

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  • 倉原優

    呼吸器内科医

    解説「マイコプラズマ」と聞くと、字面から恐ろしい感染症のように思われるかもしれませんが、呼吸器感染症では…続きを読む

  • 堀向健太

    医学博士。大学講師。アレルギー学会・小児科学会指導医。

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コメンテータープロフィール

いしだまさひこ:北海道出身。法政大学経済学部卒業、横浜市立大学大学院医学研究科修士課程修了、医科学修士。近代映画社から独立後、醍醐味エンタープライズ(出版企画制作)設立。紙媒体の商業誌編集長などを経験。日本医学ジャーナリスト協会会員。水中遺物探索学会主宰。サイエンス系の単著に『恐竜大接近』(監修:小畠郁生)『遺伝子・ゲノム最前線』(監修:和田昭允)『ロボット・テクノロジーよ、日本を救え』など、人文系単著に『季節の実用語』『沈船「お宝」伝説』『おんな城主 井伊直虎』など、出版プロデュースに『料理の鉄人』『お化け屋敷で科学する!』『新型タバコの本当のリスク』(著者:田淵貴大)などがある。

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