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呼吸器内科医

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解説「マイコプラズマ」と聞くと、字面から恐ろしい感染症のように思われるかもしれませんが、呼吸器感染症ではそう珍しくない細菌です。肺炎球菌などの細菌性肺炎の治療にはベータラクタム系という抗菌薬がよく使用されますが、マイコプラズマなどいくつかの微生物には例外的にこれが効きません。そのため、われわれ医療従事者も「もしかしてマイコプラズマかもしれない」と日々注意しながら診療にあたっています。なお、マイコプラズマには有効なワクチンが存在しません。そのため、個々に感染対策を講じる必要があります。

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  • 石田雅彦

    科学ジャーナリスト

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  • 堀向健太

    医学博士。大学講師。アレルギー学会・小児科学会指導医。

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コメンテータープロフィール

国立病院機構近畿中央呼吸器センターの呼吸器内科医。「お医者さん」になることが小さい頃からの夢でした。難しい言葉を使わず、できるだけ分かりやすく説明することをモットーとしています。2006年滋賀医科大学医学部医学科卒業。日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医・代議員、日本感染症学会感染症専門医・指導医・評議員、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認定医・指導医・代議員、インフェクションコントロールドクター。※発信内容は個人のものであり、所属施設とは無関係です。

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