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飯塚真紀子

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在米ジャーナリスト

報告

補足ロサンゼルスですが、以前は治安が悪い地域に居住していたホームレスの人々が、今では、そこかしこでごく普通に見られるようになりました。何億円もするコンドミニアムが立ち並ぶ大通りの前にある公園からは、ワケのわからないことを大声で叫ぶホームレスの声がよく聞こえてきます。料理をしていたホームレスが点けた火が公園の木に燃え移って小火が起きたり、ホームレスが侵入した空家で小火が起きたりしたこともあります。ビーチでは女性がホームレスに襲われる事件も起きました。大通りには走る車に体当たりしてお金を得ようとするホームレスもいます。腰が曲がった白髪の高齢のホームレスの姿も目につくようになりました。フリーウェイの高架下に立ち並ぶテントも、もはやノーマルな光景に。テント生活者を空きアパートに入れたり、ホームレス居住用のアパートを建てたりするなどの対策も講じられてはいますが、対策が追いついていないように感じられます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 安部かすみ

    ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者

    補足ニューヨークでも路上や駅構内で生活する人の数がここ数年で増えたという実感はある。米Axiosなど複数…続きを読む

  • 花輪陽子

    シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)

    補足アメリカの大都市だけではなく、イギリス、オーストラリア、シンガポールなど主要都市ではコロナ下のインフ…続きを読む

コメンテータープロフィール

大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。

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