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飯塚真紀子

飯塚真紀子認証済み

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在米ジャーナリスト

報告

補足ウォール・ストリート・ジャーナルが、YouTubeで紹介している、北米のセブン-イレブンのビジネス戦略に関する動画では、ガソリンとタバコの売上げが鈍化し始めたことから(北米のセブン-イレブンはガソリンスタンドを併設している店舗が多い)、新鮮な食料品を重視したビジネス戦略へと転換を図ろうとしている同社の動きが説明されています。 この動きの背景として、ガソリンは低マージンのビジネスであること、今後電気自動車の需要が高まればガソリンビジネスがリスキーになる可能性があること、喫煙者が減少している状況などが指摘されています。同社は、売上げに占める食料品の割合を現在の24%から3分の1へと引き上げることを目標にしているようです。新鮮な食料品を提供できる態勢を整えた同社が、ガソリンとタバコに依存するビジネスモデルから今後どのように転換し、それがアメリカの人々に受け入れられるのか注目されるところです。

コメンテータープロフィール

大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。

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