見解良い人材を採りたいという意気込みは分かるのですが、具体的にどういう人に何をやらせたいのかが今ひとつ分かりません。公取は規制当局ですので、IT企業と技術で張り合うというよりは、最新動向を踏まえて適切な規制なり政策なりを考えるという仕事がメインではないかと思います。となると、必要なのはエンジニアではないのではないでしょうか。このあたりがすでに、明確なジョブディスクリプションが無い日本の採用慣行の限界を示しているような気もします。
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コメンテータープロフィール
1979年東京生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。一般財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、現在駿河台大学経済経営学部教授。専攻は経営組織論、経営情報論。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバ、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)理事。Open Knowledge Japan発起人。共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、『ソフトウェアの匠』(日経BP社)、共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルムアート社)がある。