提言確実に予測できる未来が、人口動態だと言われる。現在10歳のこは20年後には30歳になるし、平均寿命も概ね予測できる。こうした中、ほんの16年先の2040年には現在から1300万人以上減少し、1億1100万人弱になると予測されている(国立社会保障・人口問題研究所) 東京都がまるまる1つ、あるいは三重県が7つ分の人口がこれからの15年ちょっとで減少し、さらに高齢化が進む。女性や高齢者の就業率は向上しており、今後も人手不足は常態化し加速していくだろう。地域や中小企業であればあるほど、人材の確保の課題は厳しくなる。コロナ前には耳にした「人手不足倒産」も、また最近耳にするようになってきた。こうした社会の大きな変化を捉え、デジタル化だけでなく業務そのものの見直しや、あるいは合併なども含めた省力化や、採用・定着を優先した会社経営などが中小企業には求められる。待ったなしだ。
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コメンテータープロフィール
01年より、人材をテーマにした地域活性に取り組むG-netを創業し03年法人化。現在理事。13年オカビズセンター長に就任。開設9年で約3300社・2万2千件超の来訪相談が押し寄せ、相談は1ヶ月待ちに。お金をかけずに売上がアップすると評判で「行列のできる中小企業相談所」と呼ばれている。2022年より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授に就任。内閣府・女性のチャレンジ支援賞、ものづくり日本大賞優秀賞、ニッポン新事業創出大賞・支援部門特別賞ほか。内閣府「地域活性化伝道師」等、公職も。著作「20代に伝えたい50のこと」、KBS京都「KyobizX」・ZIP-FM「ハイモニ」コーナーレギュラーも。