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小崎恭弘

小崎恭弘

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大阪教育大学教授/附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

報告

解説合計特殊出生率は、女性が生涯に生む子どもの数とされています。母親と父親から子どもが生まれるので、その人口を維持していくためには、女性が男性の分も子どもを産む必要があります。つまり人口維持には、合計特殊出生率は2.0必要になります。厳密には2.1程度が必要になります。この値を人口置換水準と言います。 しかしこの数値は近年下がり続けており、ついに1.2という過去最低となりました。かなり厳しい状況です。東京では0.99となりました。近年この数値が話題なのは、お隣の韓国です。0.7台となり、世界で最も子どもが産まれない国となっています。 韓国、日本、また台湾や中国も少子化が進展し、合計特殊出生率が極めて低いです。東アジアにこれらの国が集中しています。儒教的な文化背景や、家族感が強く影響をされていると言われています。国家の危機として捉え、対応がなされる必要があります。

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コメンテータープロフィール

小崎恭弘

大阪教育大学教授/附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

大阪教育大学健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 (保育学) 教授。大阪教育大学附属天王寺小学校長。2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。西宮市市役所初の男性保母として採用・市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」三人の男の子それぞれに育児休暇を取得。それらの体験を持ちに「父親の育児支援」研究を始める。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。NPOファザーリングジャパン顧問。堺市子ども子育て会議座長。

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