補足プレサンスコーポレーション元社長冤罪事件の裁判において、検察庁が山岸忍氏の有罪の直接証拠として出してきたのは山岸氏の部下とプレサンス取引先社長のふたりの供述のみ。物証はありませんでした。 公判の証人尋問では、取引先社長が「検察官の誘導で虚偽自白を強いられた」と語りました。 一方、山岸氏の部下は取調べでの自白内容を法廷でも維持したものの、被告側から矛盾点を追及され、しどろもどろとなりました。本日、提出するよう命令されたのは、この部下の取調べの録音録画です。 刑事裁判において弁護団は検察の立証を崩すだけにとどまらず、「3月17日付けスキーム図」という山岸氏の関与を否定する書類、およびメールを証拠として出し、2021年10月28日、無罪判決が言い渡されます。検察庁は控訴すら出来ませんでした。 本件は特捜部のゼロから創り出した冤罪です。検察庁は速やかに再発防止のための検証を始めるべきです。
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コメンテータープロフィール
大阪府出身。慶應義塾大学文学部卒業後、公益法人勤務、進学塾講師、信用金庫営業マン、飲食店経営、トラック運転手、週刊誌記者などに従事。著書としてノンフィクションに「国策不捜査『森友事件』の全貌」(文藝春秋・籠池泰典氏との共著)「銀行員だった父と偽装請負だった僕」(ダイヤモンド社)、「内川家。」(飛鳥新社)、「サッカー日本代表の少年時代」(PHP研究所・共著)、小説では「吹部!」「白球ガールズ」「まぁちんぐ! 吹部!#2」(KADOKAWA)など。編集者として山岸忍氏の「負けへんで! 東証一部上場企業社長VS地検特捜部」(文藝春秋)の企画・構成を担当。日本文藝家協会会員。
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