5月の勝敗。阪神は12球団唯一の勝率6割台、東北楽天は貯金を増やせず、横浜DeNAは借金1と健闘!?
4月末の時点と5月末の時点の順位を比べると、セ・リーグで変動したのは、4位と5位だけ。中日ドラゴンズが5位から4位へ上がり、広島東洋カープは4位から5位へ下がった。阪神タイガースは首位を快走。3・4月の勝率.690(20勝9敗0分)に続き、5月も両リーグ・ベストの勝率.647(11勝6敗2分)を記録した。4月27日~28日の2連敗(対中日)を最後に、阪神は連敗を喫していない。
3・4月の31試合で6勝しかできなかった横浜DeNAベイスターズは、5月の22試合で9勝を挙げた。それぞれの借金は15と1、勝率は.222と.474だ。この勝率の差(.252)は、パ・リーグを含むどの球団よりも大きい。ただ、これは3・4月の勝率があまりにも低かったせいだ。5月の勝率.474(9勝10敗3分)は、セ・リーグ5位。広島東洋の勝率.364(4勝7敗4分)を上回ったに過ぎない。
パ・リーグの場合、4月末と5月末の時点では、上位2球団の順位が異なる。福岡ソフトバンク・ホークスが2位→1位、東北楽天ゴールデンイーグルスが1位→2位だ。阪神ほどではないものの、福岡ソフトバンクも堅調。3・4月も5月も勝率.550以上を記録した。こちらは、5月に入ってから3連敗以上がない。2連敗が2度だ。一方、3・4月に勝率.609(14勝9敗6分)の東北楽天は、5月に勝ち越せず。もっとも、月間勝率.500(11勝11敗3分)なので、5つあった貯金を減らしたわけではない。北海道日本ハム・ファイターズは、12球団で唯一、3・4月も5月も勝率.400以下だ。
なお、ここまでの交流戦34試合は、セ・リーグが17勝14敗3分、勝率.548と勝ち越している。セ・リーグで負け越しているのは、1勝2敗1分(勝率.333)の広島東洋だけ。パ・リーグで勝ち越しているのは、4勝2敗0分(勝率.667)の千葉ロッテ・マリーンズだけだ。
こちらでは、5月の月間本塁打トップ10にランクインした選手について書いた。