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【iPhone手帳術】使わず嫌いはもったいない!ウィジェットスタックはすばやく操作できるフォルダです

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 みなさん、iPhone便利に使っていますか。

 iPhoneが発売されて10年以上が経ちます。この間にiPhoneは機能が拡張されサイズバリエーションも増え、アプリは増殖しました。iOSもバージョンアップ。機能も増えています。
 今回取り上げるウィジェットスタックもその一つ。

ウィジェットスタックがある画面。Kindleアプリが表示されている。そのままタップすればKindleアプリが起動。上下にスワイプすれば、他のアプリに切り替わる。
ウィジェットスタックがある画面。Kindleアプリが表示されている。そのままタップすればKindleアプリが起動。上下にスワイプすれば、他のアプリに切り替わる。

 ですが、ウィジェットスタックって、使ってる人は使ってるけど「自分にはそこまで必要ないや」って思って使ってない人もいると思います。今回の記事はそんな人にこそ、読んでほしいです。

 で、このウィジェットスタック、単にアイコンが大きいとか、表示される情報が多いとかに注目が集まりがちです。今回はその本質をもう一度考えてみました。

ウィジェットスタックの本質は、操作がすばやいアプリのグループフォルダである

 ウィジェットスタックは画面に置くと、iPhoneの見た目がかなり個性的になります。たとえば「時計」の表示は大きくなり、「メモ」は複数のメモの先頭の行が並んで表示されます。

 要するに、この形で表示されたアプリは以下の特徴が得られるのです。

 1.アイコンが大きくなり、表示される情報が増える
 2.タップしてすぐにアプリが利用できる。
 3.上下にスワイプして登録された各種アプリを切り替えられる。

 登場当初は、見た目の変化に注目されていたように思います。そして実際には、上記の特徴がこのウィジェットスタック機能の本質ではないかと思います。

アイコンをスワイプしたところ。PayPay。この状態でタップすれば、Paypayが起動してバーコードが表示される。
アイコンをスワイプしたところ。PayPay。この状態でタップすれば、Paypayが起動してバーコードが表示される。

単なるでかいアイコンとして使うにはもったいない

 このウィジェットスタック、登場当初には、iPhoneのカスタマイズ自由度が上がったことを象徴するようなトピックとして取り上げられていた印象があります。

 この機能の本質は、アプリをまとめたフォルダの進化版と言うことではないでしょうか。そして上記の3つの特徴は、すべてグループフォルダでは出来なかったことなのです。

 つまり、アプリのアイコンをまとめつつ、情報の表示量は多く、起動も一発(ワンタップ」)でできる。これがウィジェットスタックの最もわかりやすいメリットです。

 グループフォルダとの違いは、画面中での専有面積の大きさでしょうか。

 アプリをフル画面表示するほどでもない。でも、そこそこの情報量がある。

 アプリを選択、タップすれば起動もできる。

 これが、ウィジェットスタックの大きな表示のメリットであり本質です。

 もし今までアプリのグループフォルダの機能が不便だと感じていたら、一度ウィジェットスタックを試してみるといいかもしれません。

 ウィジェットスタックの設定方法や、追加できるアプリなどについては追って記事にしていきます。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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