優勝を逃しても優勝リングはゲット◆42歳のランニング本塁打◆奪三振ゼロの完封…【7月1日のMLB】
◆2014年7月1日
デトロイト・タイガースのリック・ポーセロが、与四球も奪三振もなしの完封を記録する。1989年8月21日のジェフ・バラード以来。ポーセロが打たれたヒットは4本しかなく、95球で試合を終わらせて「マダックス」を記録した(「マダックス」が何であるかについては「マダックスより多くの「マダックス」を記録する投手は出てくるのか」で書いた)。ポーセロの完封は2登板連続。6月26日は、被安打3、与四球3、奪三振6。115球を投げた。
◆2011年7月1日
ロサンゼルス・ドジャースのディー・ゴードンが、7回表に二盗→三盗→本盗の「サイクル盗塁」を達成する。21世紀に入ってから2人目。2009年5月12日のジェイソン・ワース以来。その後、ウィル・マイヤーズ(2017年8月16日)、ケビン・ピラー(2018年3月31日)、マレックス・スミス(2019年5月27日)が加わった。ゴードンは、この年の6月6日にメジャーデビューし、シーズン全体で24盗塁(失敗7)を決めた。2014~15年と2017年に盗塁王のタイトルを手にし、2015年は首位打者も獲得した。
◆2010年7月1日
サンフランシスコ・ジャイアンツにいたベンジー・モリーナが、2選手と交換にテキサス・レンジャーズへ移籍する。この時点で、ジャイアンツはナ・リーグ西地区の4位、レンジャーズはア・リーグ西地区の首位にいた。両チームとも地区を制し、ポストシーズンでも勝ち上がってワールドシリーズで対戦(写真は、レンジャーズが球団初のワールドシリーズ進出を決めた直後)。どちらが優勝しても、モリーナはワールドチャンピオン・リングをもらえる立場になった。結果は、ジャイアンツが4勝、レンジャーズは1勝。モリーナは、2002年にアナハイム・エンジェルスで優勝を経験している。この時の対戦相手も、ジャイアンツだった。
◆1916年7月1日
ピッツバーグ・パイレーツのホーナス・ワグナーが、ランニング本塁打を打った史上最高齢の選手となる。当時42歳。フェンスを越えた打球も含め、これがキャリア最後のホームランとなった。通算101本。盗塁は700以上、三塁打は250本以上、二塁打も650本近い。
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