なぜこのエリアに…?高級感あふれるのに「下町」に誕生したばかりのおひとり様歓迎ワインバー
※お酒は20歳になってから
新オープンのお洒落なワインバー。場所が意外過ぎた。
2024年9月8日にオープンしたばかりのワインバー。店内は黒を基調に、照明も線をモチーフにしてスタイリッシュ。場所は東京都内。
ここまで言われて、まず、銀座や表参道などの高級・おしゃれなエリアを思い浮かべる方が大半でしょう。ただ、こちらのワインバー。場所は「下町・門前仲町」なんです。
あえて「クラシック」ワインにこだわる
近年、流行りのナチュラルワイン(ナチュールワイン/自然派ワイン)と逆行するように、こちらのワインバーの打ち出しは「クラシックワインを楽しむ店」。クラシックワイン、つまり王道・伝統的なスマートな作りのワインを指すといえます。
そんなこちらの店名は「オルタネイティブ」。音楽ジャンルのalternative(オルタナティブ)の読み方を変えているとのことですが、言葉の意味は「もう一つの、反骨精神、新しい,型にはまらない」などの意味があり、あえて下町、それもクラシックワインを打ち出すという逆張りをするお店として出店したとのこと。
高級店でソムリエをしたオーナーが手掛ける
オーナーの杉原氏は、ホテルマンとしてパレスホテルにてサービスを経験。その後、ソムリエの資格を取得し、西麻布の高級焼肉店に努めたといいます。
素晴らしい誰もが知るような高級ワインに触れ、8ケタに達するかというような高額の接客も行うシーンがあったとのこと。それゆえ、あえて今だからこそ、伝統的な・スタンダードなワインを推奨したいという思いがあるようです。
ワイングラスにもこだわる
「素晴らしいワインを引き立てるのは素晴らしいグラス」とオーナーが語るように、ワイングラスにもこだわりが見えます。訪問したこの日だけでも、木村硝子店のハンドメイドワイングラス。そして、マシン製造ながら高級グラスに匹敵とマニアの中で評判のシュピゲラウなどを揃え、ワインのおいしさを引き立てます。
いずれも素晴らしいワイン
グラスワインの単価は平均すると1,800円~2,000円/杯前後というところでしょうか。高級ワインバーと言えるような値付けではあります。
しかしながら、目利きはさすが。高級産地であるフランスブルゴーニュ地方の中でも、まだ穴場産地と言われる「リュリー(ルリー)」や、オーストラリアの千本程度しか作られていない小規模生産者のワインなどがこの日は楽しめました。
提供するワインは、オーナー自らがほれ込んだものや、しっかりとストーリーを含めて語れるワインをそろえているとのこと。ぜひカウンター越しにオーナーとの会話を楽しみたいものです。
難点は、明らかな入り口のわかりづらさ
門前仲町駅からすぐ、というアクセスながら、難点は明らかな入り口のわかりづらさ。オーナー自ら「その辺りも含めて隠れ家と思ってきていただければ」と笑顔で対応いただきました。門前仲町は、近隣にもワインビストロがオープンし、今後盛り上がるのではとのこと。今のうちに知りたいワインバーの一つです。
店舗情報
alternative,(オルタネイティブ)
東京都江東区門前仲町2-9-1 多賀ビル 2F(門前仲町駅から徒歩1分)
営業時間
18:00~24:00
金土は、18:00~26:00を予定
定休日:月曜
チャージ:1,000円
予算感
チャージ1,000円
グラスワインは1,300円〜2,500円/杯くらいまで
平均すると1,800-2,000円/杯程度
そのため、7~9,000円/人程度(3-4杯飲むと仮定)