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ラミレスは通算250本塁打に到達。アルバレスとウィットJr.は同じ試合でシーズン30本目

宇根夏樹ベースボール・ライター
ホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)Sep 1, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月1日、ホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)は、シーズン34本目のホームランを打ち、通算250本塁打に到達した。

 250本塁打以上を記録した選手は、250人以上を数える。ラミレスが253人目だ。ただ、スイッチ・ヒッターに限ると、ラミレスを含め、15人しかいない。現役選手は、319本塁打のカルロス・サンタナ(ミネソタ・ツインズ)とラミレスの2人だ。

 9月1日を終えた時点で、シーズン20本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 ミニッツメイド・パークでは、9月1日に、2人がシーズン30本目のホームランを打った。ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)は、4回裏の29本目に続き、6回裏に30本目。前日の同カードで29本目を打ち、そこから、アルバレスに追い抜かれる格好となったボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、7回表のホームランでアルバレスに並んだ。

 2021年以降、アルバレスは、どのシーズンも30本塁打以上を記録している。過去3シーズンの各本数は、33本、37本、31本だ。

 ここ4シーズンとも30本塁打以上は、今のところ、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)、アルバレスの4人だ。

 彼らの他に、その可能性がある3人――過去3シーズンとも30本塁打以上――のうち、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)とマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)は、それぞれ、シーズン30本塁打まで2本と5本に近づいている。あとの1人、オースティン・ライリー(ブレーブス)は、19本塁打で今シーズンを終えることになりそうだ。8月18日の死球により、右手を骨折した。

 ウィットJr.のシーズン本塁打は、昨シーズン全体の本数に並んだ。11三塁打も、昨シーズン全体と同じだ。メジャーリーグ1年目の2022年は、20本塁打と6三塁打だった。二塁打は、2022年が31本、2023年が28本とほぼ変わらなかったが、今シーズンは40本にリーチをかけている。各シーズンの盗塁は、30、49、27だ。また、今シーズンの打率.340は、両リーグで最も高い。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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