13文字のラストネームを持つ投手が、12文字の投手に代わってメジャーデビューへ
アトランタ・ブレーブスは、5月29日の先発マウンドに、スペンサー・シュウェレンバック(アトランタ・ブレーブス)を上げる。
シュウェレンバックは、2021年のドラフト2巡目・全体59位だ。まだ、メジャーデビューはしていない。大学時代は野手としてもプレーし――登板よりも遊撃出場のほうが多かった――2021年はジョン・オルルード賞に選ばれたが、プロ入り後は投手に専念。今シーズンは、A+の6登板とAAの2登板で計45.0イニングを投げ、奪三振率10.20と与四球率2.00、防御率1.80を記録している。
なお、昨年のドラフト全体1位、ポール・スキーンズ(ピッツバーグ・パイレーツ)は、シュウェレンバックの翌年に、ジョン・オルルード賞を受賞した。こちらは、投手と捕手の二刀流だった。スキーンズについては、こちらで書いた。
◆「昨年のドラフト全体1位がメジャーデビューへ。AAAの27.1イニングで45奪三振、防御率0.99」
シュウェレンバックは、Schwellenbachと綴る。アルファベット13文字は、歴代最長のラストネームではないものの、トッド・ホランズワース(Hollandsworth)やティム・スプーニーバーガー(Spooneybarger)らと並び、トップ10にランクインすると思われる。ちなみに、歴代で最も長いラストネームのメジャーリーガーは、ハイフンを含めずに17文字のクリスチャン・エンカーナシオン-ストランド(Encarnacion-Strand/シンシナティ・レッズ)だ。
シュウェレンバックのメジャーデビューは、AJ・スミス-ショウバーが左脇腹を痛め、5月24日に故障者リスト入りしたため、予定より早まったように見える。スミス-ショウバーの綴りは、Smith-Shawver。アルファベットは、シュウェレンバックより1文字少ないだけだ。
スミス-ショウバーも、2021年のドラフトでブレーブスに指名された。こちらは、7巡目・全体217位だ。メジャーデビューは昨年6月。AAAで開幕を迎えた今シーズンは、5月23日に昇格し、その日の試合で4.1イニングを投げ、シカゴ・カブスに得点を許さなかった。