これって熱中症?飼い主さんは見逃さないで!犬や猫の危険なサイン
夏になるとニュースでは「熱中症」の話題が絶えませんが、これは人だけに言えることではありません。犬や猫の動物たちも熱中症には要注意!今回は、犬や猫の熱中症初期に見られるサインをご紹介します。ご自宅のワンちゃんや猫ちゃんの様子と併せて確認してみてくださいね。
熱中症のサイン1:浅い呼吸をする
犬が「ハアハア」と大きく口を開けて呼吸をする姿を見かけたことのある人は多いでしょう。この動作は「パンティング」と呼ばれるもので、犬や猫が体内の熱を体外に逃して体温調節をする際に見られます。
犬は特に普段からもよくこうした浅い呼吸をすることが多いのですが、普段よりもパンティングを続けている時間が長かったり、呼吸のテンポが速かったりする際には熱中症初期の可能性があるので注意が必要です。
熱中症のサイン2:ぐったりして目に力がない
熱中症の初期には犬も猫も人と同じように、ふらついて立てなくなることが多いです。犬や猫は普段から寝転んで過ごしている子たちが多いため、飼い主さんも見分け方が難しいかもしれませんが、熱中症初期にはぐったりとして目に力がないことがほとんどです。
普段の寝転んでいる時と見比べて、目がうつろになっていたり、よだれが多く出ていたりする際には注意しましょう。
熱中症のサイン3:体が熱い
犬や猫の体温は人よりも高く、通常時でも38〜39度あります。しかし、熱中症に陥ると体温はさらに上がるので、触ってみても「いつもより熱い」と感じられるでしょう。
愛犬や愛猫とコミュニケーションをとっている飼い主さんであれば、きっとワンちゃんや猫ちゃんの異変にも気づけるかと思います。
いつもよりも愛犬や愛猫の体が熱く感じる際には、他にも異変がないかを注意深く確認しましょう。
「これって熱中症?」と感じたら動物病院へ
人と同じように、犬や猫でも熱中症が重症化すると命を落とすこともあり得ます。
今回ご紹介したサインは熱中症の初期に見られるものですが、放置すると嘔吐や下痢・震え・意識混濁などさまざまな中期・後期症状が現れます。
言葉を話せない愛犬や愛猫を守れるのは、飼い主であるみなさんだけです。「熱中症かも?」と感じることがあれば、ためらわずに動物病院を受診しましょう!