【東京都杉並区】幻想的な日本庭園が楽しめる!大田黒公園の『竹灯篭とお月見の会』は10月27日〜29日
大田黒公園『竹灯籠とお月見の会』
秋も深まってくると、彼方此方の公園から光のページェントの話題が寄せられて来る。春の夜桜見物も良いが、冷んやりとした空気の中でのライトアップも捨て難い。
荻窪駅の南口から10分ほど歩くと、閑静な住宅地の中に忽然と現れるのが『大田黒公園』だ。ドビュッシーやストラヴィンスキーを初めて日本に紹介し、同時代の欧米音楽の普及に努めた音楽評論家・大田黒元雄(1893~1979年)の自邸を整備して、1981年に杉並区の回遊式日本庭園として開園されたものである。
園内には、樹齢100年を超える銀杏並木をはじめ、欅、赤松、椎木などの巨木が鬱蒼と茂っており、数寄屋造りの茶室や錦鯉が泳ぐ池などと共に、荻窪民の憩いの場所となっている。
今年も竹灯篭によるライトアップが開催される運びとなり、心待ちにしておられる方も多いことだろう。
開催期間:10月27日(金)から10月29日(日)まで
開催時間:18時 から 20時30分 まで(入園は20時まで) * 荒天中止
開催場所:「大田黒公園」杉並区荻窪3ー33ー12
費用:大人300円、小中学生100円(未就学児は無料)
催事①クラシックコンサート(芝生地内)
【開催日】10月27日(金)、10月28日(土) 【開催時間】1回目:午後6時15分~ 2回目:午後7時15分~ 各回40分程度(雨天中止) 【費用】イベント参加費のみ
催事②和楽器演奏 箏・津軽三味線・民謡(芝生地内)
【開催日】10月29日(日) 【開催時間】18時15分~ 40分程度(雨天中止) 【費用】イベント参加費のみ
*申し込みは、当日、直接会場にて
飲食物の販売:休憩室にて日本酒、クラフトビールの販売を予定
問合せ:大田黒公園管理事務所
電話:03-3398-5814
大田黒公園を象徴する正門。総檜の切妻造りで、棧瓦葺きの屋根。左右に築地塀を配する荘厳な構えになっている。
太田黒氏が仕事部屋としていたレンガ色の記念館は、昭和8年に建築されたもので、当時としては珍しかった西洋風の建築物。室内には生前氏が愛用していたスタインウェイ社製のピアノや蓄音機などが残されており、当時の様子がそのまま保存されている。
正門を入ると、白い御影石を敷いた銀杏並木が奥へと誘う。竹林の中に点在する竹灯籠が見えて来るはず。
茶室裏の中庭に井筒があって、そこからの細い”流れ”が茶室の周りを一周し、木立の中を流れて庭園内の池に注いでいる。竹灯籠の見所ポイントのひとつだ。
大田黒公園では、11月末からは紅葉のライトアップも始まるのだが、ひと足先に幻想的な竹灯篭と十三夜のコラボレーションを楽しんでみてはいかがだろう。
杉並区立 大田黒公園
住所:杉並区荻窪3-33-12
電話番号:03-3398-5814
アクセス:JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線南口より徒歩約10分
利用時間:午前9時から午後5時(入園は午後4時30分まで)
休業日:年末年始(12月29日から1月1日)
公式サイト:大田黒公園