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将来的の子ども部屋は一時的な「物置」の宿命!?子ども部屋が本格的な物置にならないために今できること

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

これまで様々な子育て家庭の片づけの相談に乗ってきましたが、小学校低学年以下の子どもがいる家庭に共通しているのが、

将来子ども部屋になる予定の部屋が一時的な物置になっているということです。

どこの家でも考えられる「子ども部屋物置化」への道

多くの場合、戸建てなら2階の部屋、マンションなら玄関そばの一室が将来の子ども部屋として計画されていますが、実際に子ども部屋として使う前に大人のモノが増えていくのはよくあることです。

はじめはクローゼットに大人用の服をかける程度だったのに、気が付いたら子ども部屋のクローゼットの中だけでは収まらず壁に沿って大人のモノが置かれるようになり、

次第に大人のモノの置き場に困ったら、将来の子ども部屋へ送り込まれるのが当たり前になってくると本格的な物置部屋になるのは時間の問題です。

子ども部屋が物置化する原因

子どもが生まれたり成長する過程で使わなくなるモノが必ず出てきます。下の子がこれから生まれる可能性もあり保管しなくてはいけないモノも出てくるでしょう。

そこで子ども部屋が暫定的な収納スペースとして役割をが足すことがあります。しかし見直す機会がないと物置化するでしょう。

また、子育て中は子育てだけではなく家事や仕事など多くの時間や労力が必要になります。

予定していた子ども部屋を整えるために必要な時間や労力を割く余裕がない人が多いのが現状で、じわじわと物置部屋になってしまうのです。

一旦物置化すると元に戻すのは大変…

日々暮らしていると自然とモノが増えていきます。モノの量が自然に減ることはなく、意識して見直さないとモノは増える一方です。

初めは「子ども部屋」として用意した部屋でも、まだ子どもが小さくて実際にそこで子どもが生活する時間が少なければ、大人の都合のいいように使うことができるでしょう。

また子ども部屋を一旦「物置」として考え出すと、モノを乱雑にしまうようになり部屋の扱いも雑になりさらに物置化するでしょう。

対策としては「必ずモノは増えていくもの」と理解しておき、あくまで「子ども部屋」だということは忘れないようにすることが絶対です。

また増えた大人のモノを将来の子ども部屋に置くために立派な収納ケースは必要ありません。あくまで子ども部屋であるということを忘れないでください。

完全な物置化を防ぐために今すぐできること

基本的には定期的なモノの見直しが必要です。そして今すぐできるのは2つ

①立ち退き期限を決める

見直しの時期を忘れないようにするためにも、いつ?何年後に子ども部屋にするのか?という大人のモノを移動しなくてはいけない期限を決めましょう。

具体的な時期を決めることで、このままではよくないと気付くことがあるでしょう。

②どんな子ども部屋にしたいか子どもに聞く

子どもも自分の部屋が物置になっていることをうれしく思う子はいません。

そこで子どもに「どんな子ども部屋にしたいか?」を聞いてみましょう。

イメージを言葉にするのが難しいのであれば、色々な子ども部屋の画像などで探してみるとよいでしょう。

子どもの理想の部屋が親子共にイメージができると、今のままの状態で本当にいいのか、まずは何からはじめなくてはいけないのか、またまず何をやめればよいのかがわかってくるでしょう。

将来の子ども部屋が本格的な物置部屋になるかどうかは大人の対応次第です。定期的な見直しと本来の部屋の持ち主である子どものニーズを常に考慮することが重要です。

そして、もしすでに物置部屋になってしまった場合も、本来の目的は「子ども部屋」ということを忘れないで行動することが大切でしょう。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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