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「カウンセリングは意味がない」とおっしゃる方へ。現役プロ心理カウンセラーからのメッセージです。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

カウンセリングは、意味がない」という言葉を聞くことがあります。
この言葉を口にする人の中には、カウンセリングを1度も利用したことがない方から、カウンセリングを何度も利用したことがある人まで、さまざまな人がいらっしゃるかと思います。

確かに、おっしゃる通り、
話をしても、少しもスッキリしなかったり、わかってもらえた感も持てなかったり、何の気付きもなく、アドバイスももらえなかったら、カウンセリングに行った意味はないでしょう。

でも、多くの場合、カウンセリングを受ければ、少なからず、
① たくさん話して、しっかり聴いてもらえて、気持ちがスッキリします。
② 自分の気持ちをわかってもらえたことにより、孤独感が解消されます。
③ 話をすることによって、大きな気付きを得ることが出来たり、カウンセラーから貴重なアドバイスをもらえることにより、具体的に解決の道筋が見えるようになります。

上記を、
①をカタルシス効果と言います。
②をバディ効果と言います。
③をアウェアネス効果と言います。

よって私は、多くの方にとって、カウンセリングに行く意味はあると思っています。ただ1回目は、クライアントの方も緊張されていることが多いので、①②③の効果は感じにくいかもしれません。
ですから、よっぽどカウンセラーが無能だったり無愛想であれば別ですが、カウンセリングに行くのであれば、「1回だけではなく、出来れば、2~3回は行ってみては如何?」と思う次第です。

カウンセリングに行く意味がないとおっしゃる方は、
カウンセリングに1度も行ったことがないか、たまたま無能なカウンセラーにあたってしまったか、極めて珍しいカウンセラーの効果を感じられない人であったか、のいずれかだと、私は思います。←世の中には、カウンセリングの効果が全く感じられない人もいるのではないかと、私的には思う次第です。例えば、共感能力がゼロの人は、カウンセリングの効果がない人に該当する可能性は高いです。

私は、この記事をお読みのあなたが、カウンセリングに行って、価値ある体験をされることを、心から祈っています。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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