都心は金曜日の朝に雪のピークか?
南岸低気圧は近づかず?でも油断大敵
今週後半に予想されている太平洋側の雪ですが、南を通る低気圧(南岸低気圧)が次第に離れて通る予想に変わってきたため、広い範囲での積雪の恐れは小さくなりました。
最新の予想では、1日(木)21時の時点で、南岸低気圧は東海地方の南に約500キロ離れた北緯30度付近。
このため、降水域はほとんど陸地にはかかっておらず、関東~東海の一部で弱い雨か雪が降っている程度とみられます。
その後も南岸低気圧はあまり陸地に近づくことなく、八丈島の南を東進する予想。
このため、関東地方でも先日のような大雪の心配はほぼなくなってきたような感じです。
とは言え、低気圧の北側の降水域が2日(金)の日付が変わる頃からかかりはじめ、朝の通勤時間帯には比較的しっかりとした雪が降っている可能性もあり、まだまだ油断は出来ません。
さらに今後、南岸低気圧の進路が北寄りに変われば、また雪の量が増える予想に変わる可能性も残っています。
2日(金)朝の雨や雪の予想。
2日(金)午前6時~午前9時にかけての雨や雪の予想をみると、この頃に最も南岸低気圧の降水域が関東南部や東部にかかる予想で、都内をはじめ、茨城、埼玉、神奈川などで雪が降っている予想。
このあたりの総降水量は5ミリ~10ミリ程度で、先日の4分の1~2分の1程度の予想のため、たくさん降り積もる可能性は小さいとみられますが、朝は気温が氷点下まで下がる所が多く、1ミリの降水量が1センチ程度の雪を積もらせる可能性はあります。
つまり降水量から判断すれば、5センチ以上の積雪が生じてもおかしくはありません。
今後も南岸低気圧の振る舞い次第で予想に変化が生じる可能性があります。
雪情報は最新のものにご注意下さい。
*30日13時に一部加筆、修正いたしました。