今週の関東平野の雨や雪も空振りか?年内はもう降らない?
19日(木)は低気圧の影響が小さく
今月に入り、日本海側の降水量は多くなっていますが、東京都心の降水量は、きのう15日(日)まで0.0ミリで、きょう16日(月)で10日間乾燥注意報が継続するようなカラカラ天気となっています。そんな関東平野に今週19日(木)久しぶりに雨や雪が降るチャンスがあったのですが、どうやらその可能性が小さくなってきました。
上図のように、今週19日(木)は、偏西風が日本付近で大きく南に蛇行し、この影響で、関東の南付近に発生した低気圧の降水域が関東平野にも大きく広がる計算がありました。ところが最新の計算では、偏西風の蛇行が日本付近で深まりながらも東進していくタイミングが早まってきたため、低気圧の降水域がほとんどかからずに、東へ離れてしまう計算に変わってきています。もともと計算変わりをする可能性はありましたが、まさにそのような感じとなっています。
19日(木)の降水域は関東平野にかからず?
最新の低気圧に伴う降水域の予想をみても、19日(木)は海上を降水域が通過してしまい、関東平野にはほとんどかからない計算に変わってきています。
年内は降水チャンスがほとんどない?
ウェザーマップが発表している最新の16日間予報では、新年明けて、元日までの予報が発表となっています。これは約50通りのアンサンブル予報における確率予報がもとになっているため、その天気確率も付加していますが、連日晴れる確率が圧倒的に高く、雨や雪の確率がわずかな状態が続きます。
その中でも、今週末の21日(土)から22日(日)頃と、来週26日(木)から27日(金)頃に、10%から20%程度、降水の確率が計算されていますが、このあたりも空振りに終わると、今月は東京都心の降水量が0.0ミリ、乾燥注意報がずっと継続する状態が続いてしまうかもしれません。関東平野では、いっそう乾燥がひどくなるおそれがありますので、火の元には、引き続き、十分な注意が必要です。