【離乳食の小分けトレー】使い方間違ってるかも?注意喚起と今後の対策!管理栄養士解説
離乳食専門家の管理栄養士しょこです。
先日、母子栄養協会さんから、離乳食でよく使われている小分けのフリージングトレーの注意喚起の記事が投稿されていました。
簡単にまとめると
冷凍小分け用のフリージングトレーは加熱調理用では使用不可!
・電子レンジ
・水をはったフライパン
一部使用できる商品もあるが、みなさんがよく使っているリッチェルの商品は、加熱調理はできません。
要するに、調理した料理を小分けに冷凍するのみ使用できるということになります。
理由は2つ
・耐熱温度 120度
・素材 ポリプロピレン(PP)
→公式でも加熱の使用は禁止されています。
電子レンジも水を張ったフライパンも耐熱温度以上になる危険性があるからのようです。
補足として・・母子栄養協会さんの記事にもありますが
耐熱温度120度でも電子レンジ解凍OKの記載もあるようです。
しかし
・使用上の注意を理解した上で使用する
・どれぐらいの使用時間なら良いのか明確ではない
ので電子レンジ使用は好ましくないですね。
今回は以上のことを踏まえて4つについて解説します。
①なぜ間違った使い方が流行ったのか
②今後私たちはどんなことに注意すべきか
③リッチェル以外の保存容器は大丈夫なのか
④保存容器に変わるものがあるのか
①なぜ間違った使い方が流行ったのか
・発信者が増えたこと
・時短になる
が大きな要因かと感じます!
②今後私たちはどんなことに注意すべきか
「各自使用前に商品パッケージをみること」です!
必ず書いてあります。一緒にみましょう!
リッチェルの小分けフリージングトレーの外袋の裏をみます。
外袋がない場合は、ホームページ等で調べてみてください。
一般的な有名なメーカーであれば、商品名+取り扱い方法で出てきます。
③リッチェル以外の保存容器はどうなのか
我が家にある保存容器を調べてみました。
・西松屋スマートエンジェルの冷凍小分けトレー
耐熱温度:120度
素材:ポリプロピレン
リッチェルのように細かい詳細はありませんが、同じ耐熱温度・素材なので加熱使用は不可だと考えた方が良いです。
・100均の保存容器(100ml)
耐熱温度:140度
素材:ポリプロピレン
耐熱温度が140度以上のものは電子レンジが可能のようです。
母子栄養協会の記事の参考文献にあったパナソニックさんの記事です。
以下抜粋になります。
・スケーターの保存容器(60ml)
容器の裏に記載がありました。
耐熱温度:140度
素材:ポリプロピレン
・エジソンのシリコントレー
見えづらいのですが、容器に記載がありました。
耐熱温度:80度
素材:ポリエチレン
耐熱温度が低いため、電子レンジ・食洗機の使用も不可です。
④加熱調理できる保存容器に変わるものがあるのか
今回、加熱調理が流行った理由の1つに、時短調理が出来そのまま冷凍保存可能という点だと思います。
その点からも別の容器を使用して時短で調理ができると望ましいですよね。
例えば・・電子レンジ調理するなら、ガラス・シリコン容器でまとめて調理し小分けにカットして別で冷凍保存するなどです。少し手間は増えるのでやりやすいやり方で行って下さい。
・ガラス容器:耐熱ガラス
・シリコン容器:耐熱温度230度(商品によるので必ず確認)
蒸しパン・焼きケーキはシリコン容器が便利!!
全て100均の商品です。まとめて作ってよく小分けに冷凍しています。
好きなキャラクターで作ると喜んで食べてくれますよ。
まとめ
今回の件に関して詳しく知りたい方は、母子栄養協会さんの記事をご覧ください。
こちらの記事では、今回の件を簡単にまとめ、
・今後保存容器を使用する際は商品パッケージを確認すること
・加熱調理できる容器の紹介
をしました。
毎日作る離乳食ですから簡単に時短しつつ、安心安全に進めたいですね。