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さいたま市内の二大人気マンションで見つけた、「他にない工夫」の数々を写真で紹介

櫻井幸雄住宅評論家
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」のモデルルームにて、筆者撮影

 埼玉県内で、人気マンションが続出している。そのことは、埼玉県内で「ソッカン」マンションが続出。23区内並価格でも売れる3つの理由という記事で紹介したとおりだ。

 記事内では、「つくりのよさ」も2つのマンションに共通する特徴であることにも触れた。

 今回は、その「つくりのよさ」に関して、写真とともに一歩踏み込んだ説明を行いたい。

 対象となるのは、「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」と「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」。さいたま市内で、駅近、スーパーマーケット併設を特徴とする大規模マンションだ。

 2つのマンションには、建物の工夫が多い。

 たとえば、下の写真は、前回記事でも紹介した「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」の角住戸に設置されるコーナーサッシだ。

「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」の角住戸に設置されるコーナーサッシ。床に特徴がある。同マンションのモデルルームにて、筆者撮影
「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」の角住戸に設置されるコーナーサッシ。床に特徴がある。同マンションのモデルルームにて、筆者撮影

 このコーナーサッシにはこれまでにない特徴がある。サッシが床から立ち上がる形式で、見晴らしがよい……と、それだけなら、いくつも先例がある。

 注目したいのは床面だ。室内の床が外まで延長されるようなつくりになっているのだ。

 室内床と面一(ツライチ)の床が外に出ている。幅は30センチほどで、フローリングの床と同系色のベージュ色の出っ張りが外に伸びている。コーナーサッシで建物が終わるのではなく、30センチほど床が空中に延長されているようにみえるわけだ。

 これにより、高所にいることの実感が高まる。

 人によっては、自分が空中にいるように感じて、怖くなるのではないか。高所恐怖症の人には悲鳴モノのつくりである。が、超高層の上層階住戸に住みたい、と思う人は、もともと高いところが好きなはず。だから、怖いくらい迫力満点の眺望を思い切り楽しむコーナーサッシとなるだろう。

 実際、このコーナーサッシは、見学者に好評だ。

 同様に、「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」にも、眺望を楽しむための特別な工夫がある。

見晴らしのよい郊外のタワーマンションだからこそ

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住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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