「在庫の積み上がりなしで、値下がりはない」……1年前のマンション市況予測を答え合わせ
昨年12月25日、2024年のマンション市況を予測する有料記事を出した。マンション暴落は忘れた頃にやってくる? 2024年の新築市況を最新数値から大予測という記事だった。
当時は、首都圏の新築分譲マンション平均価格が8000万円を超え(2024年10月時点は9239万円)、平成バブル期の平均価格を超えたことがニュースで取り上げられた時期だった。一方で、「ここまで高くなったら、そろそろ値下がり」という声も出始めていた。
実際、郊外エリアを中心にマンションの売れ行きが落ちていたのは事実だ。平均価格は高値更新でも、新築マンションの売れ行きには暗雲が立ちこめている。それが、偽らざる実感だった。
そういった状況のなか、昨年12月25日に出した私の予測を簡略にまとめると、「売れ行きが鈍っていても、在庫の積み上げが起きていないので、2024年も新築マンション価格は下がらない」だった。
一方で、中古マンションの取引価格は一時的に下がることも予測した。不動産会社が発売戸数をコントロールできる新築マンションであれば価格を下げずに済む。が、個人が売り出す中古マンションのほうは、売れ行き不振によって価格が下がる可能性があると読んだわけだ。
さて、その予測は当たったのか。答え合わせとともに、新しい年、2025年のマンション市況を予測してみたい。
暴落を引き起こす「在庫の積み上がり」は……
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