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日朝首脳会談が開かれても難解な拉致問題解決の定義

辺真一ジャーナリスト・コリア・レポート編集長
「拉致問題は最終的には私と金正恩委員長の間で解決する」決意の安倍総理(写真:アフロ)

 今から16年前の2002年9月17日、小泉純一郎総理と金正日総書記による史上初の日朝首脳会談によって終戦57年目にして日朝の重い扉が開き、中からパンドラの箱を取り出し、開けて見たら、「日本人拉致」「工作船」「核・ミサイル開発」と、目を塞ぎたくなるようなヘドロが次から次に出てきたというのが小泉総理をはじめ日本国民の大方の実感ではないだろうか。日朝両国はこのヘドロに足をすくわれ、両首脳が平壌で宣言した国交正常化への道に入れなかった。

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ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊

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