【宗像市】「福岡県障がい者アートレンタル事業」への理解と普及促進に尽力。宗像市が展示会開催!
5月3日(水祝)~28日(日)まで、前期後期に分けて、宗像ユリックス・市民ギャラリーで「福岡県障がい者アートレンタル事業展示会in宗像2023」を開催しています。
◇福岡県障がい者アートレンタル事業
本展示会は福岡県・宗像市・宗像ユリックスが主催し昨年も開催されましたが、来場者多数で好感を持つ人も多かったという実績があり、障がい者アートへの関心の高さがうかがえます。
レンタル事業では、障がいのある方が制作した作品を募集し、審査した上で採用された登録作品のレプリカを有料で貸し出し、その一部が作家へ還元され収入となります。
多数の応募作品の中から二次審査を通過し、登録作品を出展された宗像市在住の多比良澄生さんは「障害があることで収入を得る機会が少ない中、レンタル事業を通して作品を貸し出し得られる収入は貴重です。この事業が広く認知され、障がい者の生活の支援となることを期待しています。」と話してくれました。
◇展示作品の一部を紹介
展示会場に両親と自身の作品を観に来ていた野村浩太郎さんは、この日は佐賀県の鳥栖市から車で来られたとか。
「この作品は割り箸をけずって描きました。」と、作品への思いいれなどを話してくれました。
また応募作品が審査を通過して登録作品に選ばれ、展示会に出品できたことは励みになると、ご両親も嬉しい様子でした。
◇宗像市の取り組み方
宗像市は、障がいのあるなしに関わらず、だれもが文化芸術の作り手となり、また鑑賞できる共生社会を目指して、いろいろな取り組みをおこなっています。
その一環である「福岡県障がい者アートレンタル事業展示会in宗像2023」は、作品を多くの人に鑑賞してもらうことも目的の一つです。
しかし、本展示会は障がい者アートレンタル事業そのものの存在を広く社会に発信し、普及促進させることを第一の目的としています。
「宗像市では、作品をレンタルして支援するのとは別に、レンタル事業をPRして知ってもらうことを趣旨としたプロモーションとして展示会を開催し、障がいのある方たちへの支援につなげているのです。」と、市の担当者は説明してくれました。
今後「障がい者アートレンタル事業」がいっそう発展することを願ってやみません。
「福岡県障がい者アートレンタル事業展示会in宗像2023」
開催日時/5月3日(水祝)~5月28日(日)10:00~17:00
前期/5月3日(水祝)~5月14日(日)
後期/5月17日(水)~5月28日(日)
※前期と後期で作品を入れ替えます。
会場/宗像ユリックス 本館2階市民ギャラリー
※月曜日、宗像ユリックス休館日
※5月16日(火)は作品入れ替えのため休み
問い合わせ/宗像ユリックス インフォメーション
(電話)0940-37-1311