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洗濯機に入れる順が変わると汚れ落ちが変わる!「正しい順番3ステップ」を洗濯研究家が教えます

平島利恵洗濯研究家
洗濯物を「なんとなく」放り込んでいませんか?

洗濯研究家の平島 利恵です。
洗濯機に洗濯物を入れる順番は意識していますか?
洗濯槽の中で、洗濯物は上下を入れかえ、ぐるぐる回りますが、縦型洗濯機の場合は入れる順番によって汚れ落ちをよくしたり、生地への負担を減らすことができるんです。

縦型洗濯機をお使いの方で「なんとなく」洗濯槽に放り込んでいる方は、今回紹介する3つ順番を意識してみてください!

洗濯機に入れる順番にはコツがある!

1.初めに入れるのは、丈夫で重いもの

洗濯槽の底部分にある、パルセーター付近は汚れ落ちが良くなりますが、水流も強くなります。そのため一番初めに入れるのは、丈夫で重さのあるものにしましょう。

例)

  • ジーンズ
  • 綿のパンツ
  • バスタオル

洗濯機に入れる際は、ファスナーやボタンをしっかり閉めるのを忘れずに!

2.かさばるもの→軽いもの順で

次に、大人用の洋服など、大きくかさばるものを入れましょう。
そのあと、薄手のTシャツ・ブラウスや、小さなお子様の洋服など軽いものを入れていきます。

3.洗濯ネットに入れたデリケート衣類

パルセーター付近の強い水流では負担が大きいデリケートな衣類、型崩れを防ぎたいものは、洗濯ネットに入れて一番最後に入れましょう。

ネットに入れる際は、1枚のネットに衣類も1枚ずつ、ネットと同じ大きさに畳んで入れます。

ファスナーの引き手を端のゴムにしまうのを忘れずに!
ファスナーの引き手を端のゴムにしまうのを忘れずに!

洗い上がりをよくするために守ってほしい3つのこと

洗濯槽を洗濯カゴにしない

洗濯機に洗濯物を溜めていくのはやめましょう。
特に濡れたタオル・汗をかいた服は、雑菌が繁殖しやすい環境です。

これをそのまま洗濯槽で放置すると、他の衣類にも菌が繁殖し、洗濯槽の黒カビを増やす原因にもなってしまいます。

洗濯物は洗濯カゴに入れ、濡れたものは乾かしながら保管しましょう。

おしゃれ着は洗い分ける

シワを防ぎたい洋服や、手洗い表示の洋服は、おしゃれ着用洗剤を使い、デリケートコースで洗い分けましょう。

おしゃれ着コースは水流の力が弱く、生地への負担を最小限に減らし、シワなく洗い上げることができます。

洗濯物は詰め込みすぎない

洗濯機の最大容量通りに洗濯物を入れると、水流の力が十分作用せず、衣類同士が擦れあい、傷む原因になります。
やや少なめの8割程を意識することで、洗濯槽の中で衣類がよく回り、汚れ落ちもよくなります。

特にシワを防ぎたいものは、少量の衣類量で洗濯すると、洗い上がりが見違えるほどよくなりますよ!

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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