【名言集】幼児教師厳選!子育てに役立つ至極の名言10選
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
今回は『子育てに役立つ至極の名言』をテーマにお話しさせていただきます。
皆さんの子育ての指針になればという想いで、私が好きな名言をご紹介してみたいと思います。
①教育とは子どもを自分の脚で歩けるようにしてやること
これは、日本の教育者であり浄土真宗僧侶である東井義雄(とおいよしお)さんの言葉です。
子育ての1番の命題は子どもの自立です。
子どもが自分の頭で考えて自分の足で前に進むことができるようになれば、子育ての役割はOKです。
そのために教育があり、子育てがあるのだと思います。
②幼少期の一番の教育は「ここに生まれてきていいんだよ。あなたの存在をすべて認めてあげる」という親の愛情です
これは、弁護士の大平光代さんの言葉です。
幼児期の愛情の大切さを短い言葉で表してくれている言葉だと思います。
親は子どもに『スクスクと成長していってほしい』そう願うことと思います。
そのための1番のパワーとなるのが愛情です。
愛情をたくさん受けることで、自分を認めることができ、自分を認めることができるから周りの人を認めて信じることができ、そして外の世界で力を発揮できるようになっていきます。
幼児期は1にも2にも愛情を与えることを大切にしていきたいですね。
③親が成長した子どものためにしなくてはいけない大事なことは、自分のもとを離れていく寂しさに向き合い、それに耐えることです
これは、国際コミュニオン学会名誉会長の鈴木秀子さんの言葉です。
子育ては自立が命題だと先ほどお伝えしましたが、そのためには親の覚悟が必要です。
それは、子どもが自分のもとを離れて巣立っていくことの後押しをしてあげる覚悟です。
これは親として必ず訪れる試練だと思います。
この覚悟は、私は小学生から少しずつしていってほしいと思っています。
高校卒業や大学卒業するときに突然突き放すようなことでは、子どもも親も心の準備が難しいです。
子どもの自立は小学生から始まります。
幼児までは親のもとでたくさんの愛情を与え、小学生からは愛情は与えつつ、少しずつ距離を取っていって、子どもに自分で考え自分で行動させる。
『親から離れたところで自立した経験をする』そういった機会を作ってあげることで、子どもはたくましく育っていきます。
寂しいことではあると思いますが、とても大切なことだと思っています。
④子どもは真実を映し出す鏡である。彼らにはおごりも、敵意も、偽善もない。もし思いやりに欠け、嘘つきで乱暴な子どもがいたなら、罪はその子にあるのではなく、両親や教師や社会にあるのだ
これは、インドの独立運動家であるガンジーの言葉です。
子どもは成長過程の中で色んな問題行動や間違ったことをします。
ですが、それは多くの場合、周りの大人のマネや大人の言動でそうせざるを得なかったなど、周りの影響を受けてそうなっています。
このことを、大人としては真摯に受け止めなければいけません。
『人を変えたければまずは自分が変わる』という言葉がありますよね。
それは子育てにおいても全く一緒で、“子どもに変わってほしい”と思うのであれば、まずは“親である私たちの行動や考え方を見直して改善していく”ことが大事ですね。
⑤人生はクローズアップで見れば悲劇 ロングショットで見れば喜劇
これは、イギリスの映画俳優であるチャーリー・チャップリンの言葉です。
この言葉、私は本当に好きなんですよね。
子育てをしていると、その時は大問題に感じることでも後から振り返ると笑い話みたいなことってありますよね。
この視点が子育てには大事なんだと強く思います。
子どもも1人の人格として尊重しないといけません。
ですが、まだまだ未熟な存在です。間違ったこともしますし、親から見ると理解できないこともたくさんしてくれます。
けれども、それはその時のたった1つの姿であって、それがずっとそのままなんてことはほとんどありません。
「この子は今はこんな行動をしているけど、絶対に大丈夫!これからの成長が楽しみ!そして今しか見れないこの子の姿を楽しもう!」と大きな心で子育てをしていきたいものですね。
⑥子どもたちに何ができるのか知りたければ、彼らにモノを与えるのをやめるべきだ
これは、イギリスの作家であるノーマン・ダグラスの言葉です。
色んな解釈ができる言葉だと思いますが、私は「ものを与えすぎることで子ども本来の力が発揮できない」という意味で捉えています。
例えばおもちゃに関してもそうです。
子ども用に作られた色んな仕掛けや楽しませてくれる要素があるおもちゃが身の回りに多すぎることで、子どもは自ら遊びを考え出したり、工夫したりする必要がなくなります。
その結果、本来の力を発揮できなかったり、親もこの子が何ができるのかを見ることができなくなってしまうわけです。
そしてもう1つ、物が溢れることの弊害を表してくれている名言があります。
それがこちらです。
子どもを不幸にする一番確実な方法は、いつでも、なんでも手に入れられるようにしてあげる事である
これは、フランスの哲学者であるジャン=ジャック・ルソーの言葉です。
子どもは幼児期から色んな能力を育てていきます。
その中でも『欲求』を育ててあげるということは実はかなり大事です。
「欲求は能力なんですか?」と思うかもしれませんが、立派な育ててあげるべき能力です。
人は「何かを成し遂げたい!」「こうなりたい!」「あれがほしい!」「あれを体験したい!」という欲求をもとに、それを達成するために頑張って行動をしていきます。
つまり欲求というのは人間が生きる上での1番の動機なわけです。
では、幼少期から何でもすぐに買ってもらえて手に入るような、いわゆるすぐに欲求が満たされるような環境で育ったらどうなるでしょうか。
自然な欲求が育たないのです。
その結果、何をするにも気が入らなかったり、熱中できなかったり、興味がなかったり、そういった大人になってしまうかもしれません。
何でも手に入って常に満たされているような環境は実は危険な子育て環境なのです。
ですから、足らなくて我慢をする必要があるということが子どもを成長させる環境と考えて子育てをしていきたいですね。
⑦世界で最高の教育とは、その道を極めた人の働く姿を見ることだ
これは、マイケル・ジャクソンの言葉です。
教育とは人を成長させるためにあります。
そして人が成長するときには、自らの内から生まれる強い動機づけが必要です。
その動機づけとは目標や強い憧れ、そして志です。
では、子どもはどのようなときにそのようなものを得るのか。
それは、本物と触れたときです。
子どもが興味をもった職業があれば、その道のプロと触れたり、テレビでそのような人を知る機会を作ってあげたりと方法は様々ありますが、ぜひ本物と触れることを最高の教育と考えて、子どもにどんな機会を親として作ってあげられるかを考えていきたいですね。
⑧集中力がある子に育てようとするのではなく、本当に好きなこと、興味を持てること、打ち込めるものが見つけられる環境を与えてやることが大切だ
これは、将棋の棋士である羽生善治さんの言葉です。
私は羽生さんの大ファンの1人なのですが、この言葉には非常に感銘を受けました。
親としては子どもに集中力のある子に育ってほしいと願うものです。それは間違っていません。
ですが、子どもの集中力を育てるとはどういうことかをちゃんと理解しないといけません。
子どもの集中力を育てる方法は『熱中できることにとことん取り組む』ことです。
幼児期の子どもが集中力を発揮できるのは、興味がある好きなものに取り組んでいるときです。
そして、集中力を育てるのも興味があって夢中になれるものなのです。
これを間違えて「集中力はプリントなどを我慢してやることから育つ!」と考えてしまうと、結局集中力も育たずに自分の好きなことも見つけられず、長所も伸びないような幼児期になってしまう可能性があります。
反対に好きなことや興味、打ち込めるものを見つける環境を大事にして、子どもが興味を持ったものにどんどん挑戦させてあげることで、結果後の集中力にもつながっていくのです。
⑨教育で大切なのは「詰め込む」ことではなく「引き出す」ことである。
これは、船井総研の創業者である船井幸雄さんの言葉です。
この言葉は教育というもののあり方を教えてくれています。
教育はその言葉の通り「教えて育てる」ことです。つまり何かを与えることを意味します。
ですが、子どもに教育という行為をたくさんすればするほど子どもは成長していくのかというと、そういうわけではありません。
今は「教えない教育」という言葉が流行っていたりしますよね。
『子どもが自ら考えたり学んだり、結論を出すために大人はサポートをするだけ』という考え方です。
大人が子どもに対して何かを与えてあげることに熱心になればなるほど、子どもは弱くなっていくのです。
自分で考えなくなったり、答えを待つようになったり、結論だけ求めるようになったり、自分で行動しなくなったり。
そうなるのであれば、教育は逆効果としか思えません。
ですが、ある程度の知識がないと人間は自ら考えるための引き出しが足りなくなってしまうため、もちろん「教える」という行為も必要です。
子育ては子どもに何をしてあげるかということと、あえて何をしないかを考えることが大切だといえますね。
⑩子どもが遊ぶ動機は「大人になりたい」である。この願望は子どもを教育する上で重要になる
これは、オーストリアの精神分析学者であるジークムント・フロイトの言葉です。
子どもは幼児期の内から何でも大人の真似をしたがります。
子どもは大人と同じことをしたいと常に思っていて、そこに成長のチャンスがあります。
ですが、大人は「まだこの子には早い」「危ない」などと考えてその挑戦や背伸びを止めてしまうことがあります。
その行為は子どもを危険から守るという意味よりも、子どもの意欲をそいでしまうということに大きな問題があると思っています。
もちろん本当に危ないことは止める必要があります。
ですが、多少危ないくらいであれば「大人と同じことをしたい!」「大人になりたい!」という子どもの意欲を尊重して挑戦させてあげる。
それが子どもを伸ばしていく1つの鉄則だと思います。
いかがでしたでしょうか?
以上の10個が私が大切だなと感じた名言です。皆さんの子育ての参考になれば嬉しいです。
皆さんの子育てを応援しています!