フロイド・メイウェザー・ジュニアvs.マニー・パッキャオ II が日本で実現???
2015年5月2日にフロイド・メイウェザー・ジュニアvs.マニー・パッキャオ戦が実現した折、「5年遅かったカード」と囁かれた。かなりの注目を集めはしたが、両者共に全盛期を過ぎたパフォーマンスしか見せられなかった。
このほど、2人の再戦が日本で組まれるとの案内状がメディアに配布された。案内状には確かに「フロイド・メイウェザー・ジュニアが、協栄ジムと組んでマニー・パッキャオと日本で試合をおこなうことを発表いたします」と書かれていた。
本日正午から予定されていた会見は、30分遅れでスタート。記者会見を設けたTMT TOKYOの関係者は、開始直前まで「通訳が用意できない」「メイウェザーがドタキャンする可能性もある」と困惑していた。
会見中、協栄ジムの金平圭一郎会長は「メイウェザーとのビジネスは、1973年にモハメド・アリが日本のリングに上ったことに匹敵する。メイウェザーと協栄が一緒になってボクシング界を盛り上げていきたい」と語ったが、パッキャオとの再戦に関しては「詳細については詰め切れていない」と言った。
本日の記者会見に出席した記者たちは、一体何のために時間を割いたのか分からなかったーーー。
因みにTMTとは、The Money TEAMの頭文字。同社とMayweather Holdingsは、今後、日本でビジネスを展開していくという。
50戦無敗27KOのメイウェザーは、かつてパウンド・フォー・パウンドKINGだった。が、もはや41歳。対するパックマンも39歳になった。
昨年8月にメイウェザーがMMAファイターを相手にカムバックした際、米国のメディアは「税金を滞納し、財産の差し押さえを逃れるための復帰だ」と報じている。
パックマンは2カ月前にWBAウエルター級タイトルを得た現役の世界王者であるし、メイウェザーに雪辱したい気持ちもわかる。歳を食いながらも闘争本能は生きているようだ。とはいえ、1戦目を超える内容にはならないだろう。
今日の記者会見の場には、あの亀田3兄弟が同席していた。メイウェザー、パッキャオは引退後も名ボクサーとして称えられる男たちである。メイウェザーが亀田3兄弟と同じ空間にいるだけで、価値が下がると感じるのは私だけだろうか。
メイウェザーは「日本でカジノをやりたい」とアナウンスしたが、果たして、今後どんな動きをするのか。晩節を汚さないでほしいが…。