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【子どもを傷つける】ママが無意識のうちに言ってしまう余計なひと言15連発

ちあき先生保育士/webクリエイター

子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。

保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。

今日は、言葉についてです。

普段の会話の中で、つい言ってしまっているけど、実は子どもにとっては傷ついている言葉というものが存在します。

コトバは凶器にもなります。相手が何気なく放った言葉が一生のトラウマになることもありますよね。

無意識のうちに言っている言葉はないか?ぜひチェックしてみてくださいね。

ママが無意識のうちに言ってしまう余計なひと言15連発

ダメ!

否定の言葉です。私たちに置き換えてみても、職場の上司に何をするにも「ダメダメ」と言われたら、やる気を失いますよね。

せっかくのやる気やモチベーションを下げてしまいます。

早くして!

発達段階もありますし、子どもからすると早くしたくてもそこまでの切り替えが難しい場合がほとんどです。

こちらな待ってあげることで、子どもは待つ事を覚えます。

またあとでね

一見、良さそうに聞こえる言葉でありながら期待の言葉。子どもは大人のどんなささいな言葉も信じて約束も守ってくれます。

こちらとしては今を乗り切りたいために軽い気持ちで「またあとでね」を使ってしまうのですが、安易に考えて、その約束を守らないとママに対する信用がなくなってきます。「またあとでね」と言ったのであれば、その約束をしっかり守る必要があります。

泣かないの

泣くということは、悔しい気持ちや悲しい気持ちを発散させる効果があります。

泣くことはダメなことだと思ってしまいがちですが、その悲しい気持ちをリフレッシュしてまた立ち上がるために、子どもも大人も泣くことは大切なことです。

静かにしてなさい

時々いうくらいなら問題ありませんが、常に「静かにしていなさい」と言われることで、子どもは“自分を表現してはいけない〟と思ってしまいます。

“静かになる〟という代償の代わりに“自分の気持ちを主張できない子〟になってしまうかもしれません。

しっかりしなさい

子どもは手を抜くことを知りません。いつでも全力投球!で本人はしっかりとやっているつもりなんです。

“もっとしっかりしないと!もっと頑張らないと認めてもらえない〟と認められたいがために頑張る子になってしまいます。逆を返せば、認められないと頑張れない子になってしまうのです。

こうしなさい

こうしなさいと何でもママのいう通りに動いてきた子たちは、受け身になりがちです。

自分で考えて行動することがないので、失敗もありません。“失敗が怖いから人のいうことを聞いておけば安心〟というように指示待ち人間にさせてしまいます。

もうしらない

“もうしらない〟は見捨てられた気持ちになってしまいます。見捨てられるのは何も出来ない子どもにとっては恐怖でしかありません。

常に大人のご機嫌をとるようになってしまうでしょう。そしていつしか、依存するようにもなってしまいます。

いつまでやってるの?

「いつまでやってるの?」の奥には、「そんなこともパッとできないの?」「のろまね。」のような傷つく言葉が隠れています。

マイペースな子であれば、あらかじめそのペースを見込んで予定を組みたいところですね。

あんたのせいでママ疲れた

この言葉は自分の存在を否定された気持ちになります。それと同時に

“大好きなママを疲れさせた僕/私はダメな子なんだ〟と自己肯定感も下がっていきます。

全然できてない

私たち大人も一生懸命やったものを全然できてないと言われるとショックですよね。

いつも全力な彼らがこの言葉を言われたら、想像以上に悲しみも大きいはずです。

そして、できていないと言われることで、今までは純粋に楽しんでいたものが、できなくなっていくのも怖いです。

まだまだできる

こちらとしては励ましのエールの言葉ですが、言いすぎには注意です。子どもは自分のしたことを褒めてもらい、その満足感を得てまた次からも頑張ることができます。

満足感を得ないまま頑張り続けるのは、ゴールの見えないフルマラソンを走っているようなもの。いずれ頑張る糸がプツンと切れてしまうときがくるでしょう。

可愛くない

この言葉も存在否定のコトバです。

“かわいい子〟というのは、もともとかわいかったから可愛いのではわけではなく、「かわいい」と言われ続けたから可愛くなっていったんです。

コトバの力の凄さを物語っていますよね。

他の子はできるのになんでできないの?

比較の言葉です。誰だって比較されるのはイヤですよね。自分のことを認めてもらえてない感じがしてしまいます。

そうなると、“もっと頑張ってる僕/私を見て!〟と依存するようになり、ママの意識をこちらに向かせようとわざとイタズラをするようになったりします。そうなればママも大変。

だから〜〜って言ったでしょ!

「だからこぼすって言ったでしょ!」「だからトイレに行ってきなさいって言ったでしょ!」言いたくなる気持ちはわかりますが、これはママにゆとりがなくなっていて、子どもをコントロールしようとするときに放ちたくなる言葉です。

そうなる前に、ちょっとひと休みしてみましょう。

まとめ

今回は「無意識のうちに子どもを傷つけている余計なひと言」をお届けしました。

こちらが無意識のうちに放ったひと言が、子どもを傷つけてしまうことがあります。

かと言って過剰になりすぎても疲れてしまいますが、もしも傷つけてしまったと感じた時は、ちゃんとフォローをすれば問題ありません。

「ありがとう」「だいすき」「かわいいね」

子どもも大人も、言葉による影響がとても大きいので、どうせなら〝心から豊かになる言葉〟を日々たくさんかけてあげたいですね。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

保育士/webクリエイター

フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように...という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けているお悩み相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューを参考にしています。

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