【保育士が見てきた】お片付け上手な子の3つの特徴
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
今日は「お片付け上手な子どもの特徴」を3つご紹介します。
お片付け上手な子どもの3つの特徴
1、やらされ感ゼロ
2、発達に合わせたおもちゃ&片付け導線
3、満足したタイミングでお片付け
1、やらされ感ゼロ
お片付け上手な子どもは、無理やりやらされている感がゼロです。〝お片付けが楽しい、お部屋が片付くから気持ちいい、家族が喜んでくれる〟などの何かしらいい感情が芽生えれば子どもはお片付けをしてくれるようになります。
楽しいと思ってもらえるようにするには、ゲーム作戦が有効です。めんどくさいと思うことはなかなか続かないけれど、ゲームにすると楽しんで行うことができます。
箱を2つ用意して、どっちがたくさんおもちゃを箱に入れられるかママと競争!と対決してもいいし、お気に入りのぬいぐるみがあれば、ぬいぐるみに箱を引っ張ってもらって、「おもちゃのおかたづけにきましたー!おもちゃをこのカゴの中に入れてください〜」などと、子どもがお気に入りのぬいぐるみを使うことで「お片づけを手伝ってあげよう」「ぼく/わたしの方がお片づけ早くできるよ!」などの協力意識やライバル意識がいい感じに芽生えていきます。
2、発達に合わせたおもちゃ&片付け導線
片付けの仕方はいろいろです。どの片付け方法を選べばベストなのか?は、まさに子どもの発達によって変わってきます。
片付けは、その子に合わせたものが一番効果があり、難しいものであればあるほど片付け意欲がなくなってしまいます。
例えば、全く片付けをしたことがない子や片付け意欲のない子に事細かな分別まで指定すると嫌になってしまいます。そのような子には、
「片付けって簡単!片付けすると気持ちいい!」と思ってもらえるように、まずはざっくり本は本棚、おもちゃは青い箱に入れたらOK!
おもちゃを箱にしまえる習慣ができたら、おもちゃのジャンルごとに分別していきましょう。また、おもちゃの片付け場所が曖昧だったり片付ける場所がわからない時も、片付けられないことがありますので、どこに片付ければいいのか?を絵で書いておくといいです。
さらに、おもちゃの量が多すぎると意識が散乱して、次から次へとおもちゃを出すものの片付けられずママが片付けるハメに・・・という事態が起きやすいので、使っていないおもちゃはしまっておく/処分するなどして、出ているおもちゃはできる限り少量にシンプルにしましょう。
3、満足したタイミングでお片付け
片付けができる子は、十分満足して遊び終わってから片付けをしています。遊び足りないと感じていたり、遊びに集中している真っ只中で「お片づけの時間よ〜」と言われるのは酷なことです。
遊びの時間になかなか区切りが付けられない時は、あらかじめお片づけの時間を決めておくといいですね。時計の針で決めてもOK、音楽が鳴るようにアラームをセットしておくのも良いです。
集中している時は見守り、集中力が途切れたタイミングで声をかけてあげるといいでしょう。
まとめ
今回は「お片付け上手な子どもの3つの特徴」についてお伝えしました。
こちらが何も訴えかけずとも自然と子どもの方からお片づけをしてもらえればいいなぁと思うかもしれませんが、やはり大人から子どもたちに〝お片づけが楽しい!〟〝お片づけをすると気持ちいい気分になる〟などのプラスな気分になるように仕掛けていく必要があります。
お片づけができなくても生活には困りませんが、片付けの中で〝必要なもの・不要なものの分別〟〝しまい場所にあった物を戻す〟などの習慣ができていくことで物事の整理ができるようになります。
〝部屋の状態=心の状態〟だと言われることがありますが、物事の整理ができるようになるとメンタルの状態もよくなりそうです。
「片付けなさい〜!」という言葉が1回でも減りますように。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。