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元ヤクルト・スアレス、6回までノーヒット 8回1失点と好投もまたも白星つかず<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
8回1失点と好投したスアレス(写真:サムスンライオンズ)

7日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

サムスンライオンズ-キウムヒーローズ(テグ)は、サムスンの先発アルバート・スアレス(元ヤクルト)が好投。6回までキウム打線にヒットを1本も許さず7回に入った。

7回表、キウムはこの回の先頭打者、3番のイ・ジョンフが右中間へ21号ソロホームラン。スアレスのノーヒットピッチングがストップし、キウムは1-1の同点とした。しかしスアレスは追加得点を許さず、8回116球を投げて被安打3、失点1でマウンドを降りた。

シーズン当初から打線の援護に恵まれないスアレスは、この日も同点の場面で降板。試合はサムスンの2番手オ・スンファンが9回表を0点に抑え、その裏サムスンは2死満塁のチャンスを作ると、代打イ・ウォンソクがレフト前ヒットを放ち、2-1でサヨナラ勝ち。サムスンは3連勝を収めた。

スアレスに勝ち負けはつかず、ここまでの成績は25試合4勝7敗。防御率は2.45でリーグ4位を記録している。

◇9月7日(水)の結果

・LG 2 - 2 SSG(チャムシル)

 勝:

 敗:

・KT 4 - 2 ハンファ(スウォン)

 勝:オム サンベク

 敗:チャン ミンジェ

・サムスン 2 - 1 キウム(テグ)

 勝:オ スンファン

 敗:イ ヨンジュン

・ロッテ 6 - 12 KIA(ウルサン)

 勝:キム ユシン

 敗:キム ドギュ

・NC 16 - 5 トゥサン(チャンウォン)

 勝:キム ジンホ

 敗:ストック

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

映像:9月7日の試合結果紹介(「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ))

◆「2024年開幕戦のアメリカ西海岸開催を推進」

韓国野球委員会(KBO)は8月下旬にホ・グヨン総裁(コミッショナー)がアメリカを訪問。メジャー数球団と協議を行うなどし、2024年のKBO開幕戦をアメリカ西海岸で実施する方向で準備を進めていることを明らかにした。

(関連記事:メジャー軍団が11月に韓国で「100年ぶり」の親善試合 近年はKBOからMLB入りする選手も

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

サムスンライオンズとの2軍戦ダブルヘッダー、1試合目1番センターで出場し四球、レフトフライ、ショート内野安打、四球。2試合目は1番指名打者でショートゴロとセカンドゴロだった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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